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「AIでCXMを再び変革する」-Adobe Summit 2024が開幕、Fireflyなどの強化を発表

マイナビニュース / 2024年3月28日 5時0分

画像提供:マイナビニュース

Adobeは3月26日、米ラスベガスで年次イベント「Adobe Summit 2024」を開催した。初日の基調講演では、AI主導のエンドツーエンドのマーケティング支援製品「Adobe GenStudio」、生成AIモデル「Firefly Services」の最新機能、「Adobe Experience Platform AI Assistant」などを発表した。
スーパーボウルを支えたAdobeのCX製品

基調講演のステージに立った、Adobe プレジデント兼CEOのShantanu Narayen氏は「デジタル体験を通じて世界を変えるというAdobeのミッションは、かつてないほど重要になっている」と述べる。

続けて、同氏は「AIの活用により、過去にないレベルのパーソナライズを、すべてのデジタル体験で、圧倒的なスケールを持って実現できる。マーケティングに携わるすべての人を、場所に関係なくエンパワーし、デジタル体験の想像、創造、配信を可能にしていく」と力を込めた。

AdobeのCXM(Customer Experience Management:顧客体験管理)戦略の中心はデータの洞察とオーディエンス、コンテンツ/コマース/ワークフロー、カスタマージャーニーの3つのカテゴリでさまざまな製品を提供する「Adobe Experience Cloud」だ。

Adobe デジタルエクスペリエンス事業部門担当プレジデントを務めるAnil Chakravarthy氏は「デジタルマーケティングと顧客体験管理向けに、それぞれの分野で最高級のアプリを統合している。デジタル体験プラットフォームでナンバー1だ」と胸を張る。

Adobeによると、Experience Cloudの顧客は1万1000以上、Fortune100の87%がExperience Cloudを利用しているという。

Adobeは2019年、共通基盤「Adobe Experience Platform」を導入した。これらアプリケーションが共通して利用するための顧客プロフィールの統合、そしてリアルタイム体験の提供を目的としたものだ。

ネイティブアプリとしてデータの洞察とオーディエンスのカテゴリに入るリアルタイムの顧客データプラットフォーム「Adobe Real-time CDP」と、カスタマージャーニー分析の「Adobe Customer Journey Analytics」、カスタマージャーニーのカテゴリに入る「Journey Orchestration」の3つがある。Adobe Experience Platformは、AIと機械学習が組み込まれている点も重要な特徴となる。

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