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マクドナルドやPlayStation Networkが相次いで停止、インターネット障害レポート

マイナビニュース / 2024年4月2日 9時32分

画像提供:マイナビニュース

ThousandEyesは3月29日(米国時間)、「How Third-party Issues Led to McDonald’s, DMV Outages」において、過去2週間(3月11日から3月24日まで)にインターネット全体で発生した障害と傾向の分析レポートを公開した。レポート全文は「How Third-party Issues Led to McDonald’s, DMV Outages - YouTube」から視聴することができる。

○主なインターネット障害と傾向

ThousandEyesはこの2週間に発生したインターネット上の主な障害の概要について、以下のように説明している。
○2024年3月15日(米国時間)、午前5時(協定世界時)から午後5時(協定世界時)まで世界中のマクドナルドの支払いおよび注文システムが停止

この影響は主にアジア、オセアニア、西ヨーロッパの一部、英国におよび、北米における影響はわずかとみられている。公式の発表「Update on Global Technology System Outage」によると、この障害はサイバーセキュリティイベントによって引き起こされたものではなく、設定変更中のサードパーティープロバイダーによって引き起こされたという。設定変更の内容や、サードパーティプロバイダーの詳細などは明らかになっていない(参考:「マクドナルド、全世界でシステムダウン - 原因は業者による設定変更と発表 | TECH+(テックプラス)」)。
○2024年3月21日(米国時間)の朝、米国全土の車両管理局(DMV: Department of Motor Vehicles)のシステムが停止

この障害により、運転免許証や自動車所有権の取引に影響が発生し、自動車代理店は運転免許証と書類を発行できなくなった。原因は米国自動車管理者協会(AAMVA: American Association of Motor Vehicle Administrators)のクラウド接続の喪失にあるとされる。
○2024年3月14日午前10時30分(協定世界時)ごろ、ヨーロッパと南アフリカ間の一部通信路で通信帯域が大幅に喪失

原因は西アフリカ海岸沿いの大規模な海底ケーブル切断とされる(参考:「西アフリカ海岸沿いの海底ケーブル切断、1,596.6Gbpsの通信帯域が消失 - Outlookなどに影響 | TECH+(テックプラス)」)。ThousandEyesの調査によると、影響を受けた一部の企業は通信経路を陸上に切り替え、アフリカ北部から海底ケーブルを使用してヨーロッパへつながる通信路を確保して影響を軽減したものとみられる。2024年3月16日ごろまでに大部分の輻輳状態は解消された。

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