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AI活用で良質な医療の実現と医療従事者の負担軽減に挑むシーメンスヘルスケア

マイナビニュース / 2024年4月8日 13時9分

画像提供:マイナビニュース

シーメンスヘルスケアは2024年4月4日、事業戦略説明会を開催し、日本市場における同社のビジネス概要や、2025年に向けた中期戦略、日本の医療機関のイノベーションに貢献するさまざまなソリューション群について説明を行った。
4月1日付で社長交代を行ったシーメンスヘルスケア

同説明会の冒頭、2024年4月1日付でシーメンスヘルスケアの新社長に就任した櫻井悟郎氏が挨拶を行った。それまでシーメンスヘルスケアおよびシーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクスの代表取締役を務めていた森秀顕氏は、Siemens Healthineers Varian アジア・パシフィック・ジャパン リージョンの代表に就任。後任として、シーメンスヘルスケア ダイアグノスティックイメージング事業本部 執行役員 本部長を務めていた櫻井氏が新社長に就任し、日本におけるヘルスケア事業全体を今後統括していくこととなる。また、シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクスの代表取締役社長も森氏の後任が決まるまでの間、兼務するとしている。

櫻井氏は新社長就任の抱負として、「森前社長の後を引き継ぐということで、非常に大役だと思っており、内示をもらってから身が引き締まる思いです。これまで森前社長が築いてきたビジネスをしっかりと引き継ぎながら、さらに日本の医療がよりよくなるよう、新しいマネジメントチームとともに会社を成長させていきたい」とコメントした。
予防・発見から治療まで幅広いポートフォリオで事業の成長を加速

同社は、2022年から2025年をさらなる成長の加速期間である「New Ambitionフェーズ」だとし、大きく分けて4つの強みを生かした事業領域に力を入れていくという。

事業の主な方向性としては、「イメージング」や「ダイアグノスティクス」事業にて、画像診断や超音波診断装置など高性能な機器で患者の身体を検査。そして、「アドバンストセラピー」や「バリアン メディカル システムズ」事業における先進的な医療装置の開発を通して、よりがんなどの病気の治療につなげていくとし、予防・早期発見から治療・フォローアップまでの幅広く製品ポートフォリオを提供していくことで、日本の医療業界にイノベーションを起こしていきたいとしている。

医療機関から検査装置まで効率化を実現するソリューションをトータルで提供

また同社は検査工程の自動化やデジタル化など医療DXを促進させるソリューションの提供を推進することで、検査室のタスクシフトの効率化を目指すともしている。現状、多くの病院において検査のリソースを増やせていないのが実態であり、いかにそうした現状の業務効率化を図り、業務の拡充につなげるかが重要だとする。例えば、検査業務や検査結果を一元的に管理することで業務効率の向上につながれば、検査収益の最大化につながり、業務拡充も行えるようになるため、現在の医療課題の1つである医療の働き方改革にも貢献することになるだろうとしている。

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