ファミリーマートとローソン、2024年問題対策として東北で初の共同輸送
マイナビニュース / 2024年4月8日 16時35分
ファミリーマートとローソンは4月8日、4月11日から東北地方の一部地域において、アイスクリームや冷凍食品などを対象とした両社の物流拠点間の輸送を行うと発表した。
○共同輸送の概要
両社は宮城県・岩手県の各在庫拠点から秋田県の配送拠点への輸送便をそれぞれ運行している。今回、冷凍商品の輸送において、輸送車両にスペースが発生する場合に、1台に積み合わせて共同輸送を実施する。
対象商品はアイスクリーム、氷、冷凍食品などの冷凍商品で、輸送車両は10トントラック1台。
輸送の際は、ファミリーマートの物流拠点(多賀城市)からファミリーマート用商品を積載して出発し、ローソンの物流拠点(岩手県盛岡市)でローソン用商品を積載し、ローソンの物流拠点(秋田県秋田市)でローソン用商品を降ろし、ファミリーマートの物流拠点(秋田県市)でファミリーマート用商品を降ろす。
○共同輸送のメリット
両社の商品を同じトラックに混載し、共同で輸送することで車両台数およびCO2排出量削減を目指す。
1回当たりのCO2排出削減量は56キログラムと試算されている。
○ファミリーマートの物流2024年問題に対する取り組み
ファミリーマートはAIを活用した配送シミュレーターを自社開発し、配送ルートの最適化に取り組んでいる。
2022年10月から、全国の定温センターで本格稼働し、配送コース数とトラックの台数をそれぞれ約1割削減する効果があったという。2023年10月からは冷凍配送に導入、全国に順次拡大しており、2024年春夏以降、常温配送にも導入の予定。
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