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山田祥平のニュース羅針盤 第432回 スマホは「手のひらの上で使うAI」に

マイナビニュース / 2024年4月9日 6時0分

画像提供:マイナビニュース

スマホの名門ブランド、サムスンのフラグシップであるGalaxyシリーズの最新製品が日本にも登場する。4月11日からの発売で、同日に、ドコモとau、そしてサムスン自身からオープンマーケット向けモデルが発売される。

○販路が複雑な日本のスマホ市場

6.2インチのS24と、6.8インチのS24 Ultraが提供され、サムスンのオンラインショップでの販売価格はストレージやメモリの容量によって無印が124,700円~、Ultraが189,700円~となっている。各社ともに各種の割引のほか、下取りサービス、残価設定ローンなどを利用し、割安で購入することができる。

日本のスマホ市場は、携帯キャリアが8~9割の量を売っているが、それにメーカー自体の販売も加わり、少し複雑化している。ハードウェアはほぼほぼ同じもので、ちがうのは売り方と値段だけで、キャリアのモデルもSIMフリーだし、そのキャリアの契約者でなくても購入できる。

auの加入者がドコモで端末を購入し、auのSIMを装着して使うというのもたやすい。だからこそ購入時には十分な吟味が必要だ。もはや、キャリアは大手量販店のひとつと考えるべきなのかもしれない。ここがスマホの買い方としてここ数年で大きく変わったポイントだ。
○Galaxy AIは人間の能力をUPするアシスト役

さて、この最新スマホだが、Galaxy AIを高らかに謳う。お約束通りといったところか。スマホが手のひらの上で使うAIの方向性を提案しようとしているのだ。

特に、同時通訳、翻訳、通話のAI利用が手厚い。

通話のときに双方向の同時通訳を合成音声でしてくれるリアルタイム通訳、相手の声が文字になり、こちらが文字を入れれれば、それを音声で伝達してくれるテキスト通話、また、対面での異国語コミュニケーションをかなえる通訳機能など、バリエーションも豊富に用意されている。

また、ソフトウェアキーボードに実装されたチャットアシスト機能は、入力したメッセージのスタイルを、ビジネスやSNS投稿などに向いた文体に変換してくれる。さらには、異なる言語でのチャット時に、自動的に翻訳してくれたりもする。

手書きのメモを文字データに変換、要約して自動的に書式を設定するノートアシストなどは、まるで魔法を見ているみたいだ。話は古いが、手書きの書類を専門の人に頼んでワープロで清書してもらっていた時代があったが、それがここまできたかという印象だ。

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