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Galaxy S24シリーズの目玉機能「Galaxy AI」を全方位で検証 スマホ体験が大きく拡張される!

ITmedia Mobile / 2024年4月11日 17時5分

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Galaxy AIは「Galaxy S24」シリーズの目玉機能だ

 Galaxy S24シリーズの目玉機能「Galaxy AI」。通話翻訳、文字起こし、画像編集……といった具合に多くの新機能が発表された。このレビューでは、「Galaxy AI」の名の下に集いし新機能を検証した。

●「Galaxy AI」はオンデバイスとクラウドを併用 2025年までは無料で利用できる

 Galaxy AIは、Galaxy S24シリーズとともに発表されたGalaxyスマートフォンの新たな看板機能だ。以下のようなことができる。

・機内モードで翻訳する

・会話した内容を文字起こしする

・通話を文字起こしする

・録音やWebサイトを要約する

・写真の被写体の位置を動かす

・画像生成で壁紙を作る

・動画をスローモーション再生する

 Galaxy AIには現時点で対話機能はない。それどころか「Galaxy AI」というアプリがあるわけでもない。スマホ内の随所に統合されており、「キラキラの絵文字」が目印だ。多くは生成AIを用いた機能だが、アプリを使う一連の流れの中で、スムーズに利用できるように工夫されており、ChatGPTのように質問を考えたりする手間もない。

 Galaxy AIは、対象のGalaxyスマートフォンのユーザーには2025年までは無料で提供される。ただし、2026年以降のGalaxy AIの提供形態については明らかになっていない。 

 Galaxy AIでは、オンデバイス処理とクラウド処理の2種類のタスク実行方法を使い分けている。

 オンデバイス処理は端末側に学習済みの言語モデルをインストールしておいて、実際にデータを処理する段階ではローカル環境で行うものだ。通信を必要としないためレスポンスが早く、オフライン環境でも利用できる。データ処理がオフラインで完結するため、プライバシーの観点から重要なデータを扱うのに適しているとされる。

 クラウド処理は、5GやWi-Fiなどでデータを送信し、サーバ上で処理する。スマホでは扱いづらい大きなデータや、複雑なタスク処理に適している。サーバを設置する費用がかかるため、サーバ運営者としては負担になる。

 オンデバイス処理の性能は、スマホに搭載されているSnapdragonプロセッサのNPUに依存している。一部の機能については、最新のGalaxy S24ではオンデバイス処理が可能だが、旧世代モデルではクラウド処理を利用する必要があるかもしれない。この場合、旧世代モデルではレスポンスが多少遅くなる可能性がある。

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