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『アンチヒーロー』飯田P、『VIVANT』同様にこだわった“先が見たくなる”物語 長谷川博己の起用理由も明かす

マイナビニュース / 2024年4月13日 9時0分

画像提供:マイナビニュース

TBS系日曜劇場『アンチヒーロー』(毎週日曜21:00~)が4月14日よりスタートする。主人公は「殺人犯をも無罪にしてしまう」という弁護士。先日行われたイベントでも主演を務める長谷川博己が「こんなことをやってもいいのだろうか」と不安を吐露するなど、明かされている事柄だけを見ても、ダークな雰囲気が漂う。プロデューサーは昨年7月期の日曜劇場『VIVANT』を担当した飯田和孝氏。放送前から大いなる注目を集めているが、どんな狙いで企画を立ち上げたのだろうか――胸の内を聞いた。

○ダークな主人公が生み出されたきっかけとは?

多くのことがベールに包まれている本作だが、長谷川演じる主人公の弁護士は「殺人犯をも無罪にしてしまう」という限りなくダークな人物だ。飯田氏は「視聴者は、主人公がどこまで踏み込んでいくのかという部分に注目していると思うのですが、多分予想よりもよりひどいと思います」と苦笑いを浮かべると「ダークというと、やり方が違法すれすれという想像をすると思いますが、それよりももっと人間の内部の、例えば人の弱みにつけ込むようなところがあるので、そこをちゃんと受け入れてもらえるのか、怖くもあり興味深い感じもあります」とオンエア直前の心境を述べる。

飯田氏と言えば、昨年7月期に放送された『VIVANT』も手掛けているが「『VIVANT』のときと変わらず、とにかく次から次へといろいろなことが起きて、先が見たくなるようなエンターテインメントを作りたいということを念頭に置いています」とコンセプトを説明する。

一方、テーマについて「いまの時代は人を傷つけるのも簡単で、これまで得ていた評価や称賛というものが、一瞬で崩れ落ちてしまうような時代。でもその中には、本当に真実を見ることができているのだろうか……と常日ごろから思っていて、やっぱり自分の目と耳でしっかりと真偽を見極めることが大事なんだということは伝えたかったことです」と語る。

企画自体は、2020年のコロナ禍に生まれたものだという。

「コロナがきっかけかは分かりませんが、僕は2018年に父親が亡くなっているんですね。集中治療室に入っている1週間、夜は病院に宿泊し、朝車で45分の実家に帰り、そこから、会社に通勤していたのですが、ある朝電話があって『悪化しています』と連絡を受けました。実家から車で病院に向かったのですが、その途中にスピード違反で捕まってしまったんです。確か農道の40キロ道路で、『もしかしたら死に際に立ち会えないかもしれない』『これが最後かもしれない』『会いたい』という思いが先立って、スピード超過は絶対にいけないとわかっていつつも、オーバーしてしまって。そういう状況のとき、人はどうするのだろう……というのはずっと考えていたんです。例えば法律上悪いことだとしても、何かを変えるきっかけの悪ならばそれは称賛されてもいいのかも……みたいな発想が漠然と浮かびました」。

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