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日曜劇場「アンチヒーロー」攻めの演出に込めた思い「世の中に蔓延っている毒の部分をしっかりと描かないことには伝わらない」<飯田和孝Pインタビュー>

モデルプレス / 2024年4月12日 17時0分

長谷川博己「アンチヒーロー」より(C)TBS

【モデルプレス=2024/04/12】俳優の長谷川博己が主演を務めるTBS系日曜劇場『アンチヒーロー』(毎週日曜よる9時~)が、いよいよ14日にスタートする。第1話の放送に先駆け、同作のプロデューサーを務める飯田和孝プロデューサーが、モデルプレスらのインタビューに応じ、作品に懸ける思いやキャスト陣の起用理由を語ってくれた。

◆長谷川博己主演「アンチヒーロー」

「正義の反対は、本当に悪なのだろうか…?」を視聴者に問いかけ、スピーディーな展開で常識が次々と覆されていく本作。日常のほんの小さなことがきっかけで正義と悪が入れ替わり、善人が悪人になってしまう。まさにバタフライエフェクトのような、逆転パラドックスエンターテインメントとなっている。

長谷川、北村匠海、堀田真由は同じ弁護士事務所で働く弁護士を演じる。

◆「アンチヒーロー」は「予想よりもひどく、よりダークなところに」

― 完成した1話を観ての感想を教えてください。

飯田:やりたかったことはやれたと思っていますが、どういう反応をいただくかも分からないですし、少しびびっています…(笑)。主人公のキャラクターが、アンチな弁護士でダークヒーローというところで、どこまで踏み込んでいくかというところはこのドラマを観たいと思ってくれている人が注目しているポイントだと思うのですが、多分予想よりもひどく、よりダークなところに行っている気がしています。違法すれすれのやり方といったところを想像している方が多いと思いますが、それよりも人間の内部を扱おうと思っていたので、人の弱みにつけ込む部分をどう受け入れていただけるかというのは怖くもあり、興味もあります。

◆「アンチヒーロー」企画のきっかけは父の死

― 「アンチヒーロー」を作ろうと思ったきっかけを教えてください。

飯田:まずは「VIVANT」のときと変わらず、とにかく次から次へと観たくなるような、引き込まれるエンターテインメントのドラマを作ることを念頭にやっていました。これを最初に企画したのは2020年のコロナ禍が始まったぐらいだったんです。福田哲平さんと一緒に企画を始めて、最終的には4人の脚本家で合作をしました。時代が経つにつれていろいろなことが起きて、昨今は傷つけるのも簡単ですし、得ていた評価やある程度の賞賛が一瞬にして崩れ落ちることはすごくあることだと思っていて、ただその中で「本当にそうなんだろうか」「本当に真実を見られているんだろうか」と常々思っています。自分の目、耳、肌で、しっかり物事を感じていかないと、それが引き金になって誰かを不幸にしてしまったり、それが自分に返ってきたりする世の中になってきていると思っているので、しっかりと自分の感覚を大事にすることが必要なんじゃないかということを少しでも感じていただけると嬉しいです。

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