1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

自力で車中泊カスタムしたSUZUKI『エブリイ』は16万キロ超えでもノープロブレム。ユーザー車検も一発合格

マイナビニュース / 2024年4月19日 11時0分

これで全工程は終了のようで、指示に従って建物の外に車を進めた。
「はい、合格!」などと言われたわけではないので、素人の僕はイマイチ実感がなく、再び助手席に乗り込んできた友人に「もう終わった? これで完了?」と確認。
「そうそう。車検取れたよ」と返答された。
プロの世界はあっさりしたものだ。

○■それでも一般人にはあまりお勧めできないユーザー車検。その理由とは

駐車場で仮ナンバーから正規のナンバーに戻し、万事OK。
僕の車中泊専用カー、スズキのエブリイちゃんは見事に復活したのである。

なんだ、ユーザー車検って簡単じゃん! と思ったのだが、帰りの道中、友人からクギを刺された。
「今日は自分がいたからなんとかなったけど、本当は素人にユーザー車検はやってもらいたくないし、メディアでもおすすめしてほしくはないんだよね」と。

友人が言うところによると、ちょっと前、車検場にユーザー車検を受けるために来た一般人が増えたのだそうだ。
ユーザー車検だとディーラーや整備工場に支払う料金が省け、必須の法定費だけで抑えることができる。
コスパが良いということで一時期、ユーザー車検は流行ったのだが、車検場にいきなりやってくる素人に、友人のような車のプロは辟易としていたそうだ。

ユーザー車検を考える人は、ある程度車に詳しいのだろうが、やはりユーザーが車検場に直接持ち込んだ車には不備が多く、検査ラインは混雑・混乱。
プロの人たちは大きな迷惑を被ったのだとか。

確かに、僕のエブリイも友人に事前チェックしてもらっていなかったら、ヘッドライトの曇りやナンバー灯のペンキの件が指摘され、出直すことになっただろう。
そういう車が頻出すると検査ラインは混雑し、プロをイライラさせてしまうのだ。

ユーザー車検はやっぱり難しい。
そんじょそこらの整備士や検査官よりも車に詳しいという素人もいるだろうから一概には言えないが、一般的にオススメできないということは間違いなさそうだ。

それはさておき、そんな感じで大復活した僕の車中泊専用カー、スズキのエブリイちゃんはやっぱりかわいいやつである。
これからもこいつで車中泊の旅を楽しんでいきたいと思う。
目指せ20万キロ。
いや、30万キロまでいこう。頑張ってくれ!

文・写真/佐藤誠二朗

佐藤誠二朗 さとうせいじろう 編集者/ライター、コラムニスト。1969年東京生まれ。雑誌「宝島」「smart」の編集に携わり、2000〜2009年は「smart」編集長。カルチャー、ファッションを中心にしながら、アウトドア、デュアルライフ、時事、エンタメ、旅行、家庭医学に至るまで幅広いジャンルで編集・執筆活動中。著書『ストリート・トラッド~メンズファッションは温故知新』(集英社 2018)、『日本懐かしスニーカー大全』(辰巳出版 2020)、『オフィシャル・サブカルオヤジ・ハンドブック』(集英社 2021)。ほか編著書多数。新刊『山の家のスローバラード 東京⇆山中湖 行ったり来たりのデュアルライフ』発売。
『山の家のスローバラード 東京⇆山中湖 行ったり来たりのデュアルライフ』はこちら
この著者の記事一覧はこちら
(佐藤誠二朗)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください