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「クラシック」というプロダクトデザインの考え方 - バルミューダの扇風機「グリーンファンスタジオ」から探る

マイナビニュース / 2024年4月22日 6時0分

画像提供:マイナビニュース

バルミューダを「デザインとテクノロジーの会社」と語るのは社長の寺尾玄氏。1つの製品が誕生するまでにデザインをのべ2,000~3,000通りも検討しているそうで、そこから最後の1つに絞り込んで世に送り出しています。

2024年4月に発売したオールシーズンファン(扇風機)の「GreenFan Studio(グリーンファンスタジオ)」も、そんなプロダクトの1つ。そこに込められているバルミューダらしいデザインの考えと、扇風機の新しい提案について、寺尾社長とプロダクトデザイナーの和田さんが語りました。

○グリーンファンスタジオは、1年中使える扇風機

グリーンファンは、バルミューダが家電メーカーとして躍進するきっかけとなった製品です。独自の二重構造を持った羽根とDCブラシレスモーターを組み合わせたこの扇風機は、風が心地よいと多くのユーザーから支持され、現在もロングヒットを続けています。

新製品のグリーンファンスタジオは、一般的な扇風機と比べて約4倍に広がるという大きな風が特徴。自然界の風の快適性と、約23メートル先まで届くパワフルさを備えています。

しかも最大の風量にしても意外と静か。風に当たって涼むほかにも、冷暖房使用時の空気のかくはん(サーキュレーター的な使い方)、室内干しの洗濯物に風を当てて乾かす、換気をするときに部屋の空気を外に追い出す――といった用途にも使えます。公式オンラインストアの価格は42,900円。電気代の目安は、風量1で1日8時間、30日使用した場合で約11円(1kWhあたり31円で計算)。本体サイズは幅598×奥行き520×高さ900mm、重さは約3.6kg、電源コードは約3mです。

風量調節は5段階。切タイマーは1・2・3・4時間。自動首振りは左右それぞれ最大75度です。高さは変えられません。ここ注意です。

手動の角度調節は、左右それぞれ75度、上向きに24度、下向きに11度。最大で約23m先の空気を動かせるため、部屋で使うほかにも、廊下の端から使ったり、階段下から上階に向かって風を送ったり、クローゼット類の空気を動かしたりしたいときにも活躍するでしょう。

なお真上は向かないので、部屋干し洗濯物の乾燥に使うとき真下から風を当てるというよりは、少し離れたところから広く風を当てて乾かすイメージです。それでも自然乾燥と比べて約3分の1の時間で乾燥できるとしており、生乾きの臭いなどを防ぎます。

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