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「クラシック」というプロダクトデザインの考え方 - バルミューダの扇風機「グリーンファンスタジオ」から探る

マイナビニュース / 2024年4月22日 6時0分

和田さんがデザインで大切にしている「クラシック」。その考えは共同作業を通じて寺尾社長やバルミューダのデザイナーにも浸透していきます。

「我々が考えるクラシックとは古くから残っているもの。なぜ残るのかというと、尊いから。人々がなんらかの尊さを感じたからきっと残っている」(寺尾社長)という解釈をした上で、バルミューダ製品のデザインを考えているとのこと。具体的には、「慎ましく美しくあること、健康的であることをどの製品にも織り込む」(寺尾社長)ことを意識してデザインしていると語りました。

筆者はクラシック音楽が好きですが、旋律や和音の中で作られる響き、当時の楽器とともに育ってきた音作り、さらにその音楽がどういう場所でどんな人が聞いて愛されてきたかという歴史も含めてとても好きです。それは、流行したのち時代遅れになってしまうものとは異なり、時代を超えて愛される存在。そう考えてみると、家具や車にはそういう一面がありますよね。

バルミューダの家電をなぜ部屋に置きたくなるのか――。今回のグリーンファンスタジオのように、新しい扇風機の使い方を提案し、時代を超えて愛されるデザインを備えた存在になりつつあるからかもしれません。

伊森ちづる 家電・家電量販店ライター。家電量販店の取材や家電メーカーの取材、家電製品のレビューを中心に活動。売り手、メーカー、ユーザーという3つの視点で家電を多角的に見るのが得意。雑誌、ニュースサイト、ラジオ、シンクタンク、自治体での情報提供など、多方面で活躍中。最近は、テクノロジー×ヘルスケア、テクノロジー×教育などにも関心あり。趣味は音楽鑑賞(クラシック)とピクニック。 この著者の記事一覧はこちら
(伊森ちづる)



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