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キヤノンITS、財務会計/人事給与システム「SuperStream-NX」にデジタルインボイス機能

マイナビニュース / 2024年4月22日 14時11分

画像提供:マイナビニュース

キヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は4月22日、オンラインで説明会を開き、財務会計/人事給与システム「SuperStream-NX」(スーパーストリームエヌエックス)の新たなオプション機能として、インボイス制度に対応しデジタルインボイスの発行/受取が可能となる「SuperStream-NX デジタルインボイスオプション」を6月1日より提供開始すると発表した。

インボイス制度で複雑化する業務を効率化するデジタルインボイスオプション

2023年10月から開始されたインボイス制度により、請求書の処理業務は、請求内容の確認/請求書入力/支払い承認処理/会計処理などそれぞれの処理業務において複雑化している。また、多くの企業は、請求書の処理業務に多くの工数や時間を費やしていることから、業務の効率化が求められている。

キヤノンITソリューションズ 常務執行役員 デジタルイノベーション事業部門 担当 SuperStream統括本部長の村松昇氏は「デジタルインボイスはコアな機能になり、請求書業務を効率化する。昨年10月にデジタルインボイスが解禁され、データのみで可能になり、紙やPDFを電子化したデジタル活用がスタートした。インボイス制度がスタートした結果、紙やPDFの制度に沿っているのかというチェックも多く、インボイス残業もある。こうした煩雑なチェックから解放し、請求業務のデジタライゼーションを実現していく。ペーパーレスは伸びしろがあり、これを機会にデジタルインボイスをトリガーに生産性を向上させる仕組みを導入していきたい」と述べた。

同社は、財務会計/人事給与分野に特化した経営基盤ソリューション「SuperStream-NX」を、2023年12月末時点で累計1万702社(うち上場企業842社)に導入しており、請求書入力業務を効率化するAI-OCRオプション、証憑の保管を行う証憑管理オプションなどを提供している。

今回、新たに提供を開始するジタルインボイスオプションは、電子文書をネットワーク上でやり取りするための標準仕様であるPeppol(ペポル)に準拠したデジタルインボイスの発行/受取に対応し、すべての請求書を標準化することにより、請求書の処理業務を効率化するという。利用にはSuperStream-NX統合会計が必要となる。
2029年までに累計導入社数420社

ここで言及されているPeppolは、インターネット上でデジタルドキュメントをやり取りするための文書仕様、運用ルール、ネットワークのグローバルな標準仕様だ。欧州発祥だが近年ではシンガポールやオーストラリア、ニュージーランドなどでも採用の動きがあり、Peppolをベースとしたデジタル経済圏の構築が進みつつある。

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