Microsoft Surface、カーボンネガティブ×ウオーターポジティブ×ゼロ廃棄物を目指す
マイナビニュース / 2024年4月24日 8時12分
Microsoftは4月22日(米国時間)、「Earth Day 2024: Our commitment to sustainability - Microsoft Community Hub」において、2024年のアースディにあわせて2030年までにカーボンネガティブ、ウオーターポジティブ、ゼロ廃棄物を目指す計画を推進中であることを伝えた。目標の達成に向けてSurface製品群は循環経済の理念を基に設計されていると発表している。
○エコフレンドリーな製品設計、Microsoftのサステナビリティ
新製品のSurface Pro 10およびSurface Laptop 6デバイスはリサイクル素材の使用を大幅に拡大し、炭素排出量の削減に貢献しているという。Surface Pro 10の筐体は72%のリサイクル成分を含み、その中には100%リサイクルのアルミニウム合金やレアアース金属も含まれている。Surface Laptop 6も25.8%のリサイクル成分を使用し、同様の素材が採用されていると述べている。
また、これらの製品は製造過程で100%カーボンフリー電力を利用しており、機械加工と組み立ての段階で低炭素が実現されている。梱包資材も環境に配慮しており、Surface Laptop 6のパッケージには76%のリサイクル内容の木質繊維が使われているとしている。
修理の容易さも向上しており、Surface Pro 10はこれまでで最も修理が簡単なモデルで、Surface Laptop 6には多くの交換可能なコンポーネントが搭載されているという。これにより製品のライフサイクル全体の管理が容易になり、廃棄物の削減にも寄与していると説明している。
MicrosoftはSurface Emissions Estimatorを用いて、Surfaceデバイスの炭素排出量を独自に評価し、その結果をサプライチェーンや製品ライフサイクルの各段階での持続可能性向上に生かしている。2030年の目標達成に向けたこれらの取り組みは、製品の製造からエンドユーザーまでを網羅する持続可能なアプローチを体現していると報告している。
(杉山貴章)
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