1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

【SNSで話題】エアコン冷房「室外機に濡れタオル」で節電になるのか - ダイキンが検証結果を発表

マイナビニュース / 2024年4月25日 9時42分

このような結果になる理由は、冷たい空気は重く、床付近にたまる性質があるから。風向を「ななめ下」にすると床付近に冷たい空気がたまる一方で、天井付近には暖気がたまる。一般的なエアコンは、高い位置にある室内機内部の温度センサーで室温を判断する。天井に暖気がたまっていると、床付近が十分涼しくなっていても、エアコンはさらに部屋を涼しくしようと必要以上に運転してしまう。風向を「水平」にすると、冷たい風が天井付近から床方向に自然に下りていくので、余計な電力消費を抑えながら、部屋全体を涼しくすることができるという。

○検証3.設定温度を「1℃下げる」のと、風量設定を「強」にするのとでは、どちらが節電?

エアコン冷房を使っていても暑く感じることがある真夏の日中(13時~15時)、設定温度を1℃下げるのと、風量設定を「強」にするのとでは、どちらが節電になるのか、消費電力量を計測し、電気料金の違いを調査した。

エアコンの冷房を使っていても暑さを感じる時、設定温度を下げるのが一般的だが、実は、風量を「強」にすることでも涼しさを感じることができる。設定温度を1℃下げた場合と風量を「強」にした場合の消費電力量を比較した結果、設定温度を「1℃下げる」と1.13kWh、風量「強」にすると0.52kWhとなり、風量「強」は、設定温度を「1℃下げる」場合と比べて消費電力量が約半分になった。

このような結果になる理由は、設定温度を下げたとき、エアコンは室内の空気中からより多くの熱を集めるため、圧縮機の運転を強めるから。一方で、風量を「強」にすると室内機のファンの音が大きくなり、電気をたくさん使っているように感じるが、ファンが使う電力は、圧縮機が消費する電力と比べるとわずかだとか。人の体感温度は、室温だけでなく、湿度や気流によっても変化する。室温を下げる代わりに風量を強くすることで体感温度が下がり、涼しく感じられるという。

○検証4.SNSで話題の室外機に濡れタオルは「あり」と「なし」でどちらが節電?

近年SNSで話題となっている 、エアコンの室外機の上に濡れタオルを設置すると節電になるという噂を検証した。室外機の上の濡れタオル「あり」と「なし」それぞれで、日中11時間(8:00~19:00)つけっぱなしにして消費電力量を計測し、1ヵ月あたりの電気料金の違いを調査した。

消費電力量は濡れタオル「あり」が3.87kWh、「なし」が2.77kWhとなり、濡れタオル「なし」は消費電力量が約3割少ないという結果に。1か月換算では、濡れタオル「なし」は「あり」と比べて電気代が約1,020円少なくなる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください