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風間俊介、出会った頃の岸谷五朗と同じ40歳になり感慨 “地球ゴージャス”の魅力を語る

マイナビニュース / 2024年4月25日 11時30分

地球ゴージャスにはもう一つ、『海盗セブン』『The Love Bugs』のような、一人ひとりのキャラクターが背負ってるものを出し「この時間はこのキャラクターが舞台を染め上げる」「次にまた新たなキャラクターがやってきて、このキャラクターがこの時間を埋め尽くす」と、だんだん人が集まって色が足されていく作品のラインがあるとも思っているんです。そういう作品も地球ゴージャスの代名詞だなと思いながら、今まであまり関わってこなかったので、今回参加させていただけるんじゃないかな、なんて勝手に想像しています。「仲間に入れて欲しいと思ってたんだよね」という作品を、やらせてもらえる機会になるんじゃないかなと思っています。

――2004年に初めて参加されて、驚かれたことやカルチャーショックだったことはありますか?

僕はステージ上でハーモニカを吹く役だったんですれども「俊介、ちょっと待ってな。群衆を固めるから」と言われ、多分3週間くらい放置されてたんですよね。ずっと端っこでハーモニカを吹き続けるという(笑)。

でもみんなと仲良かったので、居心地は良かったです。あの時の若造の僕に「お前は大丈夫だから、自分で構築したのを1回見せて。違うと思ったら違うと言うし、信頼してるから」と言ってくださったので、僕はずっとハーモニカを吹きながら役のことを考えて、改めて「俊介、やろうか」となった時に、バンとやって見せて。そしたら「いいね。俊介、どうしたい?」と聞かれたことを覚えています。殺陣や動きをつける時に、僕の意見がバンバン通っていくんです。龍の子という役だったので、動きを「人ならざる者の動きといった感じで、爬虫類っぽくしたい」と言ったら「いいじゃん」となって。寺さんも含めて、すごい人たちが若造に「やってみな」と言う。大きいんですよ、器が!

――当時20歳ぐらいの風間青年にとって岸谷さん、寺脇さんはどういう大人に映っていたんですか?

かっこいい大人です。余裕なのかな、やっぱり。ステージ上でもユーモアや自由さを感じるし、めちゃくちゃ稽古してるけれど、変えるべきことは変えていくし、包容力みたいなものがかっこいい大人だなと思って見ていました。

――そういった岸谷さん、寺脇さんをご覧になって勉強になったことというか、見習っていきたいなと思った部分はあったりしますか?

間違いなく血肉になってると思うんですけど、文言化するとそれだけになっちゃいそうで、悔しいな! 地球ゴージャスには、たぶん、あんまり“アンサンブル”という概念がないんですよ。ステージに立ったら全員役者だし、「どこにフォーカスが当たっているか」だけであって。 今回の物語でこの役にフォーカスが当たって分量が多くなっているけど、ステージにいる奴らには全員物語があるという感覚が素敵で、マッチする部分もあるのかもしれません。ドラマだろうが映画だろうが舞台だろうが一緒の物語を作ったらそこに優劣はないと思っているし、その考えに確信を持てたのは、お二人のスタンスのおかげだと思います。

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