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野村麻純、“どん底”乗り越え強く 叔父・沢村一樹への憧れも語る「追いかけたい」

マイナビニュース / 2024年4月27日 8時0分

「向いてないなと何回も思い、20代半ばも20代後半も、辞めようかなと思ったことはありましたが、このお仕事で頑張りたいという最初の気持ちを思い出して踏みとどまりました。就職活動して内定もいただいた中で、やっぱり違うと思って事務所のオーディションを受けて今ここにいるので、当時の自分を裏切れないという気持ちで。人生一度きりですし、うじうじせず、自分にできることをちゃんと見極めてやっていこうと思い、辞めずに続けています」

向いてないと感じた理由を尋ねると、「20代前半の頃は、現場でお芝居について怒られた時に『お前の代わりはいくらでもいるんだ』と言われたこともあり、そういうのが積もりに積もって、私の代わりなんてたくさんいるんだと考えてしまって。演じていても楽しくないし、次につながっているのかもわからなくて、向いてないんだなとネガティブな思いしか出てこなくなり、どん底でした」と、もがいていた苦しい時期について明かした。

だが、芸能界に飛び込む決意をした過去の自分を裏切れないという気持ちで、前を向いて一つ一つの作品と向き合ってきた野村。20代後半には積極的に演技のワークショップにも参加し、そこで精神的に鍛えられたという。

「役の幅を広げたくて、いろんなお芝居のワークショップに行き、その時もすごく怒られるんです。お金を払って、毎回怒られて泣いて、なんでこんなつらい思いをしないといけないんだと思いましたが、20代後半は自分の底上げ期だと思い、嫌な思いをいっぱいしようと吹っ切れて。あの時、嫌な思いをたくさんしたおかげで、今は強くなったなと思います」

●叔父・沢村一樹のように「自分の色を見つけたい」

野村といえば、2022年に俳優・沢村一樹の姪であることをお互いのSNSで公表したことも大きな話題に。

公表のきっかけを尋ねると、「叔父から『麻純と撮った写真インスタにあげていい?』と聞かれたので、『どうぞ!』という感じでした」と明かし、「みんなびっくりしていました」と反響を振り返る。

そして、それまで公表してなかったことについて、「自分で頑張りたいという思いもあり、その気持ちを叔父も汲んでくれていたのかなと思いますが、もう1人でも頑張って生きているし、隠すことでもないかなということで、そろそろ(SNSに)あげよっかという感じでした」と語った。

沢村の存在は、役者の仕事に興味を持つきっかけにもなったという。

「影響はあると思います。憧れの存在で、叔父がモデルをしていた時も『モデルかっこいい』と思いましたし、叔父のことが好きなので。子供が親の職業を真似るというのに近いのかもしれません」

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