1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

DigitalBlastが開発する宇宙用のバイオ実験装置「AMAZ」とは? - 第1回SPEXA

マイナビニュース / 2024年4月26日 20時56分

○AMAZの初打ち上げは2025年となる見込み

DigitalBlastは2022年11月、米・Axiom Spaceとの間で業務委託契約を締結し、AMAZを2024年内に国際宇宙ステーション(ISS)へと設置し運用するという計画のもと、準備を進めてきたとのこと。しかし担当者によると、宇宙機特有の安全設計に対する要求の高さから、AMAZのフライトモデル開発に遅れが生じたため、打ち上げは2025年以降にずれ込む見通しとなっているという。しかしながら、Axiom Spaceとの契約により打ち上げの枠は確保できているため、AMAZの完成に向けて入念に準備を進めていくとする。

また同社は、コケや酵母を栽培するAMAZからの発展として、葉物野菜などを宇宙空間で栽培する装置「TAMAKI」の開発に向けた基礎研究を行っている最中とのこと。この装置は、宇宙飛行士の食料となる野菜を宇宙空間で育てるという未来を見据えたもので、学術機関とも連携しながら研究を進めているという。

さらに先の将来的な構想として、月面に基地を展開し、そこで食糧生産なども行うことで長期的な滞在が可能になる未来を掲げるDigitalBlast。持続可能な宇宙滞在に不可欠なバイオテクノロジーの実現に向けて、同社の実験装置が大きな役割を担う時は、そう遠くないかもしれない。
(鶴海大輔)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください