Apple初の有機EL「iPad Pro」登場、M4チップ+AIで“とてつもなくパワフル”
マイナビニュース / 2024年5月8日 8時45分
Appleは、シリーズ初の有機ELディスプレイ搭載「iPad Pro」を発表し、予約受付を開始した。11インチと13インチの2サイズ展開で、5月15日から販売する。価格は前者が16万8,800円から、後者が21万8,800円から。容量は256GB/512GB/1TB/2TBから選べ、カラーはシルバーとスペースブラック。
「史上最高に薄いApple製品」でありながら、iPadシリーズで初めて有機EL(OLED)ディスプレイを搭載し、最新の「M4」チップと、“Apple史上もっともパワフル”というNeural Engineによって、AIを利用したタスクをこれまで以上に高速に実行できるのが大きな特徴。
新しいiPad Proでは、前面のTrueDepthカメラシステム(超広角1,200万画素)を横向きに配置したことで、横画面でのビデオ会議の体験を向上。新しいアダプティブTrue Toneフラッシュを含む1,200万画素の背面カメラと、4つの“スタジオ品質”のマイク、4スピーカーオーディオも備えるなど、さまざまな機能強化も図っている。
“世界で最も先進的なディスプレイ”をうたう、2枚の有機ELパネルを組み合わせた「タンデムOLEDテクノロジー」を採用した「Ultra Retina XDRディスプレイ」を搭載して輝度を向上。SDRとHDRのコンテンツで1,000ニトのフルスクリーン輝度に対応し、HDRのピーク輝度は1,600ニトを実現した。タンデムOLEDテクノロジーは、ひとつひとつのピクセルの色と、輝度のサブミリ秒単位でのコントロールを実現することで表示精度を高めているのも大きな特徴。
ディスプレイの解像度は、11インチが2,420×1,668ドット/264ppi、13インチが2,752×2,064ドット/264ppi。1TBと2TBモデルでは、ディスプレイ表面の仕様を「Nano-textureガラス」にカスタマイズすることもできる。このほか、全機種で10Hz~120Hzのアダプティブリフレッシュレートに対応したProMotionテクノロジーを採用。P3広色域、True Toneなどに対応する。
新しいM4チップは、第2世代の3nm(ナノメートル)テクノロジーで設計しており、“まったく新しいディスプレイエンジン”を搭載。最大4つの高性能コアと6つの高効率コア、次世代の機械学習(ML)アクセラレータにより、CPUパフォーマンスは前世代のM2チップ比で最大1.5倍高速になったという。
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