生成AI開発のプラットフォーム「RHEL AI」、Red Hatが発表
マイナビニュース / 2024年5月8日 13時29分
Red Hatは5月7日(米国時間)、「Red Hat Delivers Accessible, Open Source Generative AI Innovation with Red Hat Enterprise Linux AI」において「Red Hat Enterprise Linux AI (RHEL AI)」を発表した。これは簡単に生成AIの開発、試験、運用ができるように開発されたプラットフォームで、OpenShift AIを使ってAIモデルの大規模学習やライフサイクル管理を行うことも可能。
○Red Hat Enterprise Linux AI (RHEL AI)
「RHEL AI」は生成AIモデルをシームレスに開発、テスト、デプロイするための基盤モデルプラットフォーム。主な特徴は次のとおり。
IBM ResearchのGranite大規模言語モデル(LLM: Large Language Model)ファミリーに対応。Graniteはオープンソースライセンスで提供されている。エンタープライズサブスクリプションモデルの下でサポート、補償、IBM Granite LLMを提供する
InstructLabモデルアライメントツールを統合し生成AIモデルのテストとアライメントチューニングを簡素化
InstructLabプロジェクトによるモデル開発へのコミュニティー主導のアプローチを統合
AMD、Intel、NVIDIAのプラットフォーム全体でサポートされたエンタープライズ対応のモデルランタイム環境を提供
ソリューション全体はハイブリッドクラウドで個々のサーバデプロイメント用に最適化された起動可能なRHELイメージとしてパッケージ化して提供
Red Hat OpenShift AIを使ったワークフローをスケーリングに対応。OpenShiftのKubernetes エンジンを活用してAIモデルの大規模トレーニングを提供し、OpenShift AIの統合MLOps機能を活用してモデルのライフサイクルを管理を実現
「RHEL AI」は、Red Hat Enterprise Linuxをベースにオープンソースの生成AIモデルGraniteを簡単に利用できるように最初から環境が整っている。企業やユーザーはRHEL AIを使うことで専門知識がなくても特定のユースケースに合わせて特定のモデルを調整し利用することが可能。
○InstructLabプロジェクトとコミュニティ
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