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新Magic Keyboard登場でも尽きないiPad Proのジレンマ - 松村太郎のApple深読み・先読み

マイナビニュース / 2024年5月10日 22時0分

画像提供:マイナビニュース

Appleが発表したiPadの新ラインアップ。特に目を引くのが、薄さをわずか5.1mmに抑え、これまでより100g以上の軽量化を実現した13インチiPad Proです。薄型化、軽量化の背景には、これまでミニLEDバックライトを搭載してきた液晶ディスプレイを有機ELに変更したことがあります。

本体の大幅な薄型化に合わせて、iPadにドッキングさせてキーボードを利用可能にするMagic Keyboardも刷新されました。11インチモデル向けの新型Magic Keyboardは49,800円、13インチモデル向けは59,800円です。今回は、このMagic Keyboardに注目したいと思います。

さまざまな点が進化したMagic Keyboard

M4搭載iPad Pro向けに用意されたMagic Keyboardは、これまでのキータッチを踏襲しつつ、いくつかの改良が加えられています。

外側の素材は引き続きポリウレタン素材を採用しており、ホワイトモデルは汚れを気にすることになりそうです。これまでと異なるのが、開いた部分の内側で、キーボード面の素材はアルミニウムに変更されました。これまではパームレスト部分もポリウレタン素材で、耐久性が今ひとつだったこと考えると、歓迎すべき改善になりました。

トラックパッドの質感も高められており、新たに感触フィードバックも備えたことから、MacBook AirやProのような体験が得られるようになりました。

加えて、キーボードにはファンクションキーが1列追加されており、Escキー、画面の明るさ、検索、音声入力、再生コントロールなどにワンタッチでアクセスできます。ただし、キーボードには「fn」キーが用意されておらず、パソコンのキーボードのように「F1」「F2」といったキーは入力できないようです。

iPad Proの“重すぎ問題”に対処した

Magic KeyboardにiPad AirやiPad Proを装着すると、フォリオケースのように前面と背面を保護して持ち運べ、開けばちょうど良い角度でiPadを固定できる仕組みです。新モデルでも、この使い勝手に変更はありません。

しかし、これまでのiPad ProとMagic Keyboardの組み合わせはとても重たい、という非常に重要な欠点がありました。11インチiPad ProとMagic Keyboardの組み合わせは、本体471g+キーボード601gで、合計1,071gになります。12.9インチiPad ProとMagic Keyboardの組み合わせでは、本体682g+キーボード641gで、合計1,323gとなっていました。

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