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「多様性あることがイケてる時代を創る」テクノロジーでIT業界のジェンダーギャップ解消を。女性エンジニア向け転職サービスとは?

マイナビニュース / 2024年5月31日 6時30分

2018年にロイターが報じた内容によると、ツール開発時、採用すべき人材の学習に使用した履歴書の大半が男性となっており、その結果、AIが女性に対して好意的ではない評価を下すようになってしまった。特定の項目についてはプログラム修正したものの、別の差別をもたらす可能性がないとは言いきれないとし、同社はこのプロジェクトを中止した。

技術革新が加速する中で、作り手がさまざまな視点から物事を考え、チューニングをし、正しい方向へ導いていくことは不可欠。そのために多様性は重要になってくるとだむは氏は主張する。

一方で、女性が多ければ良いというわけではない。現在、チームメンバーが全員女性で同質性が高い状況にあるというbgrass。この状況に彼女は次のような危機感を吐露した。

「今初めてマジョリティを経験してるんです。同質性が高いから、無意識に女性の方が働きやすいって思っているんです。じゃあ女性だけのチームでいいのかと言ったら、非常にリスクを感じています。商談相手や使ってもらう企業は男性も多いんです。きちんとマイノリティに対して説明をしなきゃいけないのに、女性が多い状況だとその感覚がまひしてしまう。すごく危険だなと思っていて。だから早めにこのバランスを整えていきたいです」

"バランス"という言葉を多用しながら、あくまで重要なのは多様な価値観が存在する社会であることを強調した。では、どんなプロダクトを通してジェンダーギャップを解消していくのだろう。
転職サービス「WAKE Career」で多様性のある社会を

「同質性の高い企業はダサくて、多様性のある企業はイケてるっていう時代をWAKE Careerがつくれると思っています」

そう表現した同社の主軸サービスである「WAKE Career(旧Waveleap)」は、2023年7月より提供開始した女性ITエンジニア向けの転職サービスだ。特徴は、利用企業と女性求職者が「活躍のしやすさ」「働きやすさ」を軸にマッチングされること。

企業は同サービスへ登録する際、グローバルスタンダードであるジェンダースコアカードWEPsをもとに独自開発された「サステナブル職場診断」を受診する。項目の中には、「安全な職場」「サステナブル取組姿勢」「エンジニア組織のジェンダーバランス」などがあり、職場環境がどのような状態にあるかがわかる。

この診断を受け、一定の指標をクリアした企業のみ求人情報の掲載が可能となっている。女性求職者側は、ジェンダーダイバーシティ推進企業を見つけることができ、企業はダイバーシティ推進と採用活動が同時にかなうといった仕組みだ。

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