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矢作兼が見せる「どんな人とも合わせられる」MC力 建築家の哲学から“気づき”が広がる新番組

マイナビニュース / 2024年5月30日 6時0分

それだけに、「おぎやはぎさんを生かせなかったら、下手な演出家と思われるから難しいんですよ(笑)。矢作さんと小木さんが出ていなきゃいけない場所にちゃんと置かず、企画が前面に出すぎた番組で、“おぎやはぎ使って生かしてないの?”って思われると、恥ずかしいんです」とプレッシャーも吐露した。

○建築ネタは尽きず、矢作の新築に密着も!?

同じ建築家でも全くコンセプトの違う設計があり、「資料で集めたものを見ると“うわー! こんな解決の仕方するんだ!”っていうのが結構あるんです」と、建築のネタは尽きない。

それに加え、「矢作さんが“家建てる時は頼みたいわ~”って言ってたので、番組が紹介した建築家に依頼をすることもあるかもしれないし、密着することもあるかもしれないですが、そこはいろんな広がりがあるのかなと思います」と、今後の番組の構想を語る。

この番組は、藪木氏の所属会社・Sunny Picturesが制作を担当し、自身は「企画演出プロデューサー」という形で制作を指揮しているが、社長であり妻の藪木加佳氏も「プロデューサー」として参加。

「こういう志向が強い番組はミニマムな体制で作らないと良さが出ないと思っているので、『PAPAPAダン!!!』に続いて制作に入ってもらいました。Sunny Picturesの社長としてだけでなく、彼女はもともとタレントのマネージャーで、事務所さんや演者さんのケアもできるので、助かっています」といい、この制作側のファミリー感も“家”を題材にした番組にマッチしているようだ。

●藪木健太郎1971年生まれ、三重県出身。早稲田大学卒業後、95年にフジテレビジョン入社。照明部から02年にバラエティ制作に異動して『アヤパン』『力の限りゴーゴゴー!!』『笑う犬』『新堂本兄弟』『爆笑ヒットパレード』などを担当。『爆笑レッドカーペット』『爆笑レッドシアター』『うつけもんシリーズ』『THE MANZAI(第2期)』『ENGEIグランドスラム』などのネタ・演芸番組を立ち上げ、18年から共同テレビジョンに出向。『ザ・ベストワン』『賞金奪い合いネタバトル ソウドリ~SOUDORI~』(TBS)、『NHKだめ自慢~みんながでるテレビ~』(NHK)、『#っぽいウタ』、『両親ラブストーリー~オヤコイ』(読売テレビ)、『ザ・マスクド・シンガー』(Amazonプライム・ビデオ)などを制作し、22年3月末で出向元のフジテレビを退社。メイクスマイルカンパニー「Sunny Pictures(サニー・ピクチャーズ)」を設立し、『芸能人の前にパパであるべし! PAPAPAダン!!!』(中京テレビ)の演出や、現在は『お笑い4コマパーティー ロロロロ』(同)の監修も務める。
(中島優)



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