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WithSecureが年次イベント開催 - 中堅・中小企業のプロアクティブなセキュリティへの移行を支援

マイナビニュース / 2024年5月31日 7時0分

画像提供:マイナビニュース

WithSecure(ウィズセキュア)は5月28日~29日に年次イベント「Sphere 2024」をフィンランド・ヘルシンキの「Cable Factory」で開催した。同イベントには、世界数十カ国から900人が来場。本稿では初日の基調講演の話を紹介する。

2022年から数えて今回で3回目を迎える「Sphere」。Sphereは、サイバーセキュリティに焦点を絞ったサービスや製品などを発表する典型的なイベントではない。さまざまな業種・経歴を持つ人々とともに、社会が必要としている新しい考えを生み出すには相互的な喚起が必要不可欠だとし、それを実現するものとして“アンカンファレンス”(カンファレンスではない)と位置付けている。
中堅・中小企業のセキュリティ戦略は取り残されている

今年4月に前CEOのJuhani Hintikka氏が退任し、暫定CEOとしてAntti Koskela氏が就任した。

まず、Koskela氏は「3年前の2022年に私たちは野心的な目標を設定しました。それは最大のものではなく、欧州のサイバーセキュリティイベントを一風変わったものにするという目標です。その理由は1つ。われわれは、みなさんとデジタルで信頼を築き、デジタルで自由を保護するという同じ情熱と目標を共有しているのです。なぜなら、この信頼がなければ、すべての技術開発は鈍化し、それに伴うすべての良いことを失うことになるからです」と述べた。

同氏によると、今日の急速に発展する技術駆動の状況下において、世界がより脆弱になっているというのは新しいニュースではなく、興味深い事実として、組織が普遍的にデジタルの信頼を失っているということだという。世界経済フォーラムでも中小企業が大きく取り残されていることが示され、中小企業向けサイバーセキュリティの戦略が壊れていることを示唆していると指摘。

「サイバー犯罪者たちは自信を欠いていません、彼らは今日、産業的なビジネスモデルで運営しています。彼らは数時間でインターネット全体をスキャンし、すべての脆弱性、すべてのIPアドレス、すべてのポート、すべてのサーバを調べることができます。彼らは効果的なランサムウェアをサービスとして持っているため、あなた自身も犯罪者になることができます。彼らはハッキングツールをオンラインで誰にでも販売しています」(Koskela氏)
新サービス「Exposure Management」と「WithSecure Luminen」を発表

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