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"英語を活かした就活"の最新事情とは? 企業が求める人材や資格を聞いてみた

マイナビニュース / 2024年6月6日 9時3分

入社後はいろいろな文化の人と話しますので、多様性を受け入れられる感覚や高いコミュニケーション能力、行動力などが求められます。留学も日本ではできない経験として話のネタにはなりますが、日本はポテンシャル採用ですので、ただ留学をして語学を勉強しただけでなく、その中で自分が工夫したところや仕事でも活用できそうな部分については、振り返って整理しておくといいでしょう。

資格としてはやはり語学力が求められるため、日本企業で浸透しているTOEICをはじめ、TOEFLやIELTSなど語学力が示せる資格を取っておいて損はありません。ただ実際には、電話や会議でコミュニケーションが取れること、交渉ができることが求められますので、実用的な英語としてスピーキング能力は別途きちんと高めておく必要があります。

英語面接を実施する企業はそこまで多くありませんが、入社後の業務ですぐに英語を使うポジションやそのレベルを求める企業の場合、面接で英語の実力を見られます。

━━英語を活用した就活では、どのような人が採用される、またはグローバルに活躍しているのでしょうか。

グローバル人材を求める企業にその理由を聞くと、そもそも「優秀な人材がほしい」という理由が1位で、「語学が必要な業務があるから」という理由は2位なんです。なので、企業研究によって「その企業は何を求めているか」を理解し、そこに対していかに自己PRできるかが大事です。

加えて、先ほどお伝えしたコミュニケーション能力や、自分がやってみようと思うことを躊躇(ちゅうちょ)なくできる行動力、自ら考えて動ける主体性が身に付いていると、入社後も活躍できると思います。
■語学力のみにとらわれない就活を

━━英語を活かした就活において、注意しなければいけない点はありますか。

留学経験にかかわらず、語学を強みにしている学生はたくさんいますので、語学だけで勝負しようとしないことが大事です。語学力を底上げしつつ、自分の強みをしっかり意識して伝える必要があります。

また、留学している学生の場合、就活のタイミングと重なり、就活が遅れてしまう人が目立ちます。オンラインでできる就活もあるので、留学と並行して進めておかないと、せっかく身に付けた語学力や留学経験が活かせずもったいないことがあります。

ちなみに、学生からよく「英語以外の言語も話せた方がいいのか」と質問されることがありますが、そんなことはなく、何より一番大事なのは英語です。逆に、英語以外の言語しかできないと、目指せる企業の幅が狭まって就活が難しくなります。どの国の人も英語を学びますし、日本におけるグローバル視点での就活では圧倒的に英語力が求められますので、まずは英語に力を入れましょう。

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