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横浜みなとみらいにヤマハ新店舗6月6日開業! 大画面×立体音響の没入体験が面白い

マイナビニュース / 2024年6月5日 8時0分

ここでは1時間おきに「Music Canvas Show」(約5分間、毎時50分開始)という作品上映を行っており、大迫力のアート映像と立体音響のAFC、さらには同じゾーンにある楽器が自動で奏でる音によって、新鮮な音楽没入体験を全身で楽しめます。

今回の内覧会で筆者が体験できたのは、“音楽の視覚化”をコンセプトに、時間軸を持った彫刻のような造形作品がダイナミックに動く「Sound Waves」。もうひとつ、「Resonant Matter」と名付けた作品もあり、1時間おきに交互に流していくそうです。各上映タイミングの前にも、あわせて4種類の生成アート映像が流されます。

Music Canvasの技術的な側面について、映像と音響の担当者に話を聞いてさらに深掘りしました。

このLEDディスプレイはスクエア状パネルの集合体で、全体の解像度は3,584×2,688ドット。正方形に近い画面には、さまざまな映像アーティストがAIを駆使して生成した多彩なCG映像が流れます。

よく見るとただの平面ではなく、一部をL字に折り曲げた2つの面で構成されているのですが、担当者によると、あえてこのような配置にして立体的な映像表現を追求するねらいがあったとのこと。また、来場者がピアノを演奏しているところを記念撮影するとき、撮る角度によってはL字の部分を“見栄えのする背景”として活用できることもアピールしていました。

音響面については、スピーカーを前面に5台、場内の壁面前方に縦長のもの2台、壁面グリル内に12台、天井6台を配し、さらに場内左右のサブウーファー2台を含めた計27台を使用。AFCのプロセッシングを行う機材や、ヤマハ製シグナルプロセッサーのフラッグシップ機「DME7」、マルチトラックレコーダーなどを組み合わせて最大54chの音場再現を行っているとのこと。

ぱっと見は広々としたきれいな吹き抜けですが、来場者に新感覚の没入体験を提供するために、裏側ではさまざまな機材を活用したシステムを構築しているわけです。屋内施設としてはかなり大きな画面を備えていて、立派な音響設備もそろえているので、個人的にはアーティスティックなCG映像だけでなく、たとえばミュージシャンのライブ映像なども流せば多くの人に楽しんでもらえるのでは……と感じました。

ちなみにAFCの効果については、メディア向け内覧会の中で開催されたnaomi & goroによるミニライブでよりわかりやすい実演デモが行われました。ミニライブでは2階の隅にあるカフェエリアを演奏ステージとして使い、『イパネマの娘』などを聞かせてくれましたが、さほど広くない空間でもAFCプロセッシングとPA機器を通すことで、音の響き方や定位感がグッと変化。実際のアーティストとの距離はわずか数mしか離れていないのに、屋内コンサートのような広い空間で歌われているかのような感覚を味わいました。

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