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"歯かせ"に聞く「正しい歯の磨き方」- 歯磨きは長時間ほどいい? すすぎは何回? 歯周病を放置するとどうなる?

マイナビニュース / 2024年6月17日 14時30分

━━フロスや歯間ブラシを併用する場合、どのタイミングで使うといいですか。

歯磨きの"前"にフロスや歯間ブラシで大きな汚れを落としたうえで歯磨きをすると、薬用成分が効率良く歯と歯ぐきの間に行き渡ります。

「まずはフロスで大きな汚れを落として歯間をきれいにし、その後で歯磨き、最後に洗口液で仕上げる」というのが、歯科医の先生も一般的に推奨されている歯磨きのルーティンです。
■歯周病ケアをしたいなら「殺菌成分」や「抗炎症成分」を含むアイテムを

━━正しい歯磨きのためのアイテム選びについてお聞きしたいのですが、歯磨き粉は何を基準に選べばいいですか。

歯磨き粉は、「何を一番ケアしたいか」が選ぶ基準になります。歯周病やむし歯を予防したいのか、美白ケアしたいのか、あるいは口臭が気になるのか…自分が一番気になる点を考え、その症状に応じた成分が含まれる歯磨き粉を選びましょう。

ただ、私たちとしては歯周病を予防していただくことが、これから先も美味しいものを食べていくために最も大事なケアだと考えています。

歯周病をケアしたい時に注目なのは、歯周病菌を殺菌してくれる「殺菌成分」や歯ぐきの炎症を予防する「抗炎症成分」です。むし歯をケアしたいなら、フッ素が入っているものがいいですね。

また、シーンや時間帯で歯磨き粉を使い分けるのもおすすめです。たとえば、朝外に出る時は口臭予防、昼はコーヒーや紅茶のステインが気になるから美白ケア、夜は歯周病ケア…という具合に。もちろん、同じものを使い続ければその歯磨き粉としての効果を最大化できますので、それもいい使い方です。

━━歯ブラシの選び方や交換の目安を教えてください。

歯ブラシ選びのポイントは3つあります。1つめは「毛」で、歯と歯の間に入りやすい、毛先が細くなっているものがおすすめです。毛の硬さは、硬いと汚れは落ちるけれど歯ぐきを傷つけてしまうし、柔らかいと毛が曲がってしまうので、基本的には「ふつう」がいいでしょう。

2つめは「ヘッド」です。特に女性は顎が小さい方が多いので、小さめのヘッドを使う方が奥歯が磨きやすいです。3つめは、歯ブラシの「柄」の部分です。柄が短い方が磨く時に小回りがきいて奥歯が磨きやすいので、自分の手にフィットする歯ブラシを選んでみてください。

歯ブラシの交換は、1ヶ月に1回が基本です。毛先が開いてくると、歯垢の落ち具合が40%くらい落ちるという実験データもありますので、毛先が開いてくる前に、1ヶ月を目安に交換することをおすすめします。

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