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紫外線対策としての「サングラスの選び方」をZoffに聞いた - 色の濃いレンズがいい? 同じサングラスを何年も使い続けて問題ない?

マイナビニュース / 2024年6月11日 16時45分

つまり、レンズの裏表どちらからもUVを防いでくれて、かつ顔のカーブに沿っていてレンズの大きいものが最も紫外線を予防してくれます。

レンズカラーは、濃い色のレンズですと目に光が届きにくくなりますので、まぶしさという点では濃いレンズのほうが軽減されます。が、色が濃いと、どうしても瞳孔が開いてしまい、結果的に紫外線が目に入りやすい状態になってしまうんです。

それでも、両面で紫外線をカットしてくれるレンズや、顔の形に沿ったサングラスであれば、レンズの色が濃くても薄くても紫外線に対応してくれるので、そういったものを選ぶのが適切と言えますね。

━━古いサングラスでもUVカット効果は得られますか。

野澤さん: サングラスやメガネは、壊れなければずっと使い続けてしまいがちですよね。でも、数年前に買ったものですと、UVカットのコーティングが剥がれてしまい、購入時と同じ紫外線カット効果が得られないこともありますので、定期的な買い替えが必要です。

管理方法や使い方、素材によっても変わりますが、普通のメガネもサングラスも、フレーム、レンズともに2〜3年くらいが寿命の目安と言われています。
■「レンズの色の濃さ」と「紫外線カット率」はイコールではない

━━クリアレンズと色付きレンズで、紫外線カット効果に差はありますか。

野澤さん: 「レンズの色の濃さ」と「紫外線のカット率」というのは、実は全く関係がないんです。どれだけ紫外線を透過するかを表した数値を「紫外線透過率」と言いますが、色の濃さに関係なく、それぞれのレンズの紫外線透過率で、紫外線のカット効果は変わります。

ですので、クリアレンズで透明だけど「紫外線カット率100%」というものもあるんです。

ただ一方で、レンズに色が付いていないとまぶしさを防ぐことはできません。紫外線対策はレンズの「紫外線透過率」、まぶしさ対策はレンズの「色」がポイントということですね。

まぶしさをカットしたいのに、「まぶしさ=紫外線」と勘違いして、紫外線カット率だけ見てレンズカラーを気にせず買ってしまうと、まぶしさはカットされず期待外れ…となってしまうこともあります。まぶしさを防ぐ「防眩(ぼうげん)効果」と「UVカット」は違いますので、そこは注意したい点ですね。

━━「サングラス」と「UVカットメガネ」の違いについて教えてください。

野澤さん: サングラスというのは、一般的には「まぶしさを軽減する、濃い色付きのレンズのもの」を指しています。一方、UVカットメガネは「紫外線をカットするメガネ」という意味合いがあります。

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