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AIがどこにでもある社会へ、インテルはAI市場にどう挑むのか? - インテル AI Summit Japan

マイナビニュース / 2024年6月10日 10時6分

Xeon 6は高効率コア(Eコア)を採用した「Sierra Forest」(開発コード名)と、高性能コア(Pコア)を採用した「Granite Rapids」((開発コード名)の2系統が用意され、すでにEコア採用の「Intel Xeon 6 processors with Efficient-cores 6700E Series(Xeon 6 6700E)」が発表済み。Pコア採用のXeon 6についても2024年後半には正式発表される予定だという。

一方のGaudi 3は5nmプロセスを採用して2つのダイを1パッケージに実装する形で製造される第3世代AIアクセラレータで、形態としてはOAM(Open Accelerator Module)、OAMを8基搭載したユニバーサルベースボードに加えて、初めてPCI Express(PCIe)のアドインカードも提供され、そのコストは競合よりも安く抑えられるとする。

AI時代に必要とされるファウンドリという存在へ

このほか同氏はIntelがファブを有し、Intel Foundryとしてファウンドリサービスを外部に対して提供していることにも言及。現在、企業競争力の強化を目的に、自社でAI半導体を設計し、ファウンドリに製造を委託するといった動きが世界的な流れになりつつあり、Intelでもそうした多くの顧客企業に向けて先端プロセスを提供することに挑んでいるとし、そうしたファブの多くでAIの活用そのものも進めていることに触れ、「AIをエッジからクラウド、オンプレミス、そしてPCでも活用するノウハウを有しているIntelだからこそ、さまざまな疑問に答えられると思っているので、AIについて聞きたいことがあれば、Intelに声をかけてもらいたい」と聴講者へのメッセージを送った。

日本のAI市場の加速に向けた人材育成に注力

代わったインテルの鈴木会長は、AI Everywhereについて、「言い方を変えると、すべての開発者やユーザーが安全に運用できるAIテクノロジーを提供していくことで、1アーキテクチャや1メーカーに寄らずに開発できる豊富な環境を提供すること」と表現。AIにおけるIntelの立ち位置を、「豊富な選択肢を提供しているほか、開発環境としては、とにかくオープンで、業界標準を担うPyTorchなどもサポートしている」と、自社技術にこだわることなく、ユーザーが必要とするものを取り込んで、環境の充実を進めていることを強調した。

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