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AIがどこにでもある社会へ、インテルはAI市場にどう挑むのか? - インテル AI Summit Japan

マイナビニュース / 2024年6月10日 10時6分

また、AI PCの役割について、「シームレスにエッジとクラウドをつなぐ存在」とし、小規模なLLMの推論をエッジで処理し、大規模な処理をクラウドで実行するといった使い分けが可能になるとし、外部に情報を出してはいけない病院など、さまざまなシーンで需要があるとの見方を示した。

さらに、日本独自の開発環境の整備なども推進しているとし、5月26日には学生なども含めたアイデアソンを実施したことを説明。日本の企業も生成AIに対しての理解などがこの1年で徐々に進んできていることや、法整備などが進められていることなどに触れ、「AIだから日本というのが出てきているのではないか」と、現在の日本市場におけるAIを取り巻く環境を分析する。

こうした変化を踏まえ、今後の日本のAI市場を加速していくためにインテルとしても日本全体を見据えた形での人材育成を推進しているともする。「AIの話をしてきた中で、行きつくところは人材。セキュリティやコストの問題もあるが、どういった問題であっても、それに対応できる人材がいないというのが共通した課題となっていると思う。この問題を解決するのは容易ではないので、簡単に人材育成で貢献しますとは言い切れないが、インテルという会社は将来を見据える必要がある企業という立場から、10年以上前から小中学校向けデジタル教育なども行ってきた」と、長年にわたってデジタル教育支援を行ってきたことを前提に、今後はインテルのみならず、一緒にIT産業を作ってきたエコシステムパートナーの人たちと一緒になって人材育成を小中高大、そして企業まで広げていきたいとするほか、日本政府ともどういう形でこうした取り組みをスケールアウトしていくかの協議も行っていることを明らかにした。

鈴木氏は「どこかで人材育成のきっかけを作らないといけない。全体を見ている人がほぼいない状況の中で、日本としても、ローカルに進むAI技術に対して、5年後には対応できる人材がいない、といったことを避けなければいけない」とし、企業や一般社会なども含めて、生成AIとの向き合い方や活用に仕方などについても提言していきたいとしていた。
(小林行雄)



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