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中小でもできる!ITブランディング 第26回 中小企業がブランディングに成功する「秘策」とは~Zenken 本村取締役

マイナビニュース / 2024年6月17日 7時0分

画像提供:マイナビニュース

自社の商品やサービスを「その企業ならでは」と認識してもらう企業ブランディングへの注目が集まっている。その背景には、国内外の競争激化や物価の上昇などがある。しかし、大企業と違い、中小企業がブランド戦略を打ち出すのは容易ではないとされる。こうした中で、インターネットを活用してコストを抑制しつつ、効果的なブランディングを実施する中小企業やB to B(企業間取引)企業も出始めている。本連載では、ITなどを活用してブランディングを行っている事例を紹介する。

第26回は、これまで多くの企業のネットブランディングやマーケティングを手掛けてきたZenkenの本村丹努琉(もとむら・たつる)取締役に、成功のカギを聞いた。本村氏は「ブランディングに成功している中小企業は、自社の『理念』や『使命』を明確にし、社員に伝えている」と強調する。聞き手はジャーナリストの日高広太郎。

Zenken株式会社 取締役 eマーケティング事業本部長 本村丹努琉氏
通信機器販売やエネルギーコンサルティングなどのベンチャー企業3社で営業責任者として組織構築に従事。1人のカリスマだけに頼らない組織営業スタイルを確立し、収益増に貢献した。2009年に全研本社株式会社に入社し、ウェブマーケティングを担当する「バリューイノベーション事業部(現:グローバルニッチトップ事業部)」の立ち上げに参画。コンテンツマーケティング黎明期から、オウンドメディアを基軸としたWEBブランディングを提唱し、14年間で約8000社のインサイドセールスを構築した。

○ポイント

①ブランディングに成功する企業は自社の理念や使命を明確にして社員と共有
②ブランディングはファンを増やすことが目的、持続性も大事
③インナーブランディングで社内浸透を図ることが失敗しないカギ
④「ニッチトップ」の明確化でブランディングを強化

日高:本連載では、中小企業24社のブランディングについてインタビューをしてきました。これまでの経験から、ブランディングは企業にどのように貢献すると考えていますか。

本村:ブランディングの目的は、企業や商品のイメージをユーザーに根付かせてファンになってもらうことです。それによって、ユーザーは繰り返し商品を買ってくれたり、率先して商品を紹介してくれたりします。自社の商品やサービスの特徴をターゲットユーザーに分かりやすく示して、問合せ数や販売数といった集客成果を目的とするマーケティングとは異なります。

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