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20代から高めておきたい投資・資産運用の目利き力 第111回 エフェクチュエーション・ロジックを身につけて体験資産を築く

マイナビニュース / 2024年7月5日 9時0分

画像提供:マイナビニュース

「人生100年時代」と言われる現代。20代でも早いうちから資産形成を進めることが求められています。一方で、どのように投資・資産運用の目利き力を磨いていけばいいのか、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

この連載では、20代の頃から仮想通貨や海外不動産などに投資をし、現在はインドネシアのバリ島でデベロッパー事業を、日本では経営戦略・戦術に関するアドバイザーも行っている中島宏明氏が、投資・資産運用にまつわる知識や実体験、ノウハウ、業界で面白い取り組みをしている人をご紹介します。

今回は、保険業界の協業・共創を推進するGuardTech検討コミュニティと、住友生命発のDX人材育成プログラムを運営するVitalityDX塾が2024年6月7日にFinGATE KAYABAで開催した、「金融×エフェクチュエーションのミライ」の様子をお伝えします。

○エフェクチュエーションの5つの行動原理

エフェクチュエーションは、現時点でのコントロール可能な手段を重視する手法です。正確な予測と、そこから逆算した手段の選択を重視する従来型の手法(コーゼーション)とは異なり、不確実性の高い状況で偶然性も味方につけてプロジェクトを成功させる手法として注目されています。

経営学者のサラス・サラスバシー教授は、成功している起業家たちの意思決定についての実験や調査から経験則のパターンを発見し、それをエフェクチュエーションの5つの行動原理にまとめました。

●手中の鳥の原則(Bird in Hand Principle): 不確かな未来よりも、今、確実にあるものを重視する。
●許容可能な損失の原則(Affordable Loss Principle): 失敗しても致命的でない範囲のリスクを取る。
●クレイジーキルトの原則(Crazy Quilt Principle): さまざまなパートナーと協力して1つの事業を生み出す。
●レモネードの原則(Lemonade Principle): 逆境や不運を前向きに捉える。
●飛行機の中のパイロット原則(Pilot in the Plane Principle): 不測の事態に備えて臨機応変な行動をする。

このエフェクチュエーション、あるいはエフェクチュエーション・ロジックはVUCA時代の金融業界に求められているのではないか。新規ビジネスを成功させる可能性があるのではないか、という着想から企画されたのが、ホケンノミライのスピンオフイベント「金融×エフェクチュエーションのミライ」です。
○「金融×エフェクチュエーションのミライ」

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