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「糖質は気になる、でも白米を食べたい」味の素、糖の吸収を穏やかにする調理料「白米どうぞ」開発のきっかけとは

マイナビニュース / 2024年7月2日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

味の素は、ご飯を炊く際に入れるだけで糖が穏やかに吸収されるご飯が炊ける炊飯器専用調理料「白米どうぞ」の販売を今年3月よりスタートしました。

「糖質を気にせず白米を食べたい」という消費者の想いを叶える「白米どうぞ」はどのように開発されたのでしょうか。味の素で新領域の商品開発を行い、「白米どうぞ」プロジェクトマネージャーを務める竹澤拓也氏に開発の背景を伺いました。

○「白米どうぞ」GI値を下げる味の素の技術とは?

「ご飯は好きだが、糖質が気になる」という方は多いでしょう。「白米どうぞ」は白米のGI値(食品の“糖質の消化吸収のされやすさ”を表す指標)に着目し、日本初となる、糖の吸収が穏やかなご飯が炊ける炊飯器専用調理料です。今年3月に味の素のオンラインショップで先行販売がスタートしています。

――「白米どうぞ」、3月の発売から約3カ月が経ちました、ユーザーの反応はいかがですか?

発売2か月で約20万食(1食1膳換算)を突破、想定の倍ほどのスピードで売れており好評をいただいております。通販のみの販売ではありますが、社内外でも大きな反響が寄せられていますね。SNSのクチコミやデジタル広告の活用、栄養士の方へのアプローチも行っています。

――「糖質ケアができる白米」はご飯好きにとっては嬉しい商品ですよね。まず「白米どうぞ」が生まれたきっかけを教えてください。

「白米どうぞ」は、味の素の酵素技術を基に作られた製品です。技術開発に7年、商品化に2年、トータル9年と、新製品としてはかなり長い時間をかけて開発しました。

味の素は、スーパーマーケットなどのおにぎりに使われているご飯の老化防止や食感の維持のための酵素製品も手掛けており、酵素について多くの知見を持つメーカーです。酵素を使って健康価値を生み出せないか……と考えた際、白米のおいしさはそのままでGI値を下げることに着目したことが始まりです。

――そもそも「GI値」とはどのようなものでしょうか。

「GI値」は食品の"糖質の消化吸収のされやすさ"を表す指標です。まず糖質ケアには2つ考え方があります。ひとつは"糖質オフ"のように糖質自体の「量」を減らすこと。一方でGI値は、「質」の面でケアする考え方です。どちらが良いかというものではなく、糖質ケアをする際は両輪で考えてほしいですね。

GI値は一般的にまだまだなじみがない言葉で、認知率も3割程度。健康診断でスコアが気になる方や、筋トレに励む方には意識されている値です。

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