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Excelをノーコードで自動化しよう! パワークエリの教科書 第6回 自動処理のプロセスとは? 「ステップの操作」を解説

マイナビニュース / 2024年6月17日 11時0分

同様に、(3-3)の工程は「変更された型1」、(3-4)の工程は「並べ替えられた列」、(3-5)の工程は「削除された列」という名前でステップとして記録されている。

最終ステップとなる「削除された列」を選択すると、「Source.Name」の列か削除され、最終的な形にデータ表が加工されているのを確認できる。

このように各ステップを選択すると、「その工程を行った直後の状態」がプレビューとして表示される仕組みになっている。つまり、各ステップを選択していくことで、その時点におけるデータ表の状況を逐次、確認することが可能となっている訳だ。
ステップ名の変更

各ステップの名前は、その工程に使用したコマンド名などをもとに自動命名される。とはいえ、このままでは「どの処理を担当している工程なのか?」を把握しづらい場合もあるだろう。

このような場合は、各ステップの名前を変更しておくと状況を把握しやすくなる。ステップ名を変更するときは、そのステップを右クリックして「名前の変更」を選択すればよい。

続いて、「新しい名前」をキーボードから入力する。これでステップ名を自由に変更できる。

上図は、フィルター機能により「合計の行」を除外するステップの名前を「合計の行を削除」に変更した例だ。
ステップの削除

「Power Query エディター」で処理手順を指定する際に、間違った処理を指定してしまったり、後になって「この処理は要らなかった……」と気付いたりするケースもあるだろう。このような場合は、各ステップの左端に表示される「×」アイコンをクリックし、確認画面で「削除」ボタンをクリックすると、そのステップを削除できる。

たとえば、先ほど名前を変更した「合計の行を削除」のステップを削除すると、「合計の行」は除外されなくなり、そのままデータ表に残るようになる。

以降のステップも「合計の行」がある状態のまま処理が進められていく。このため、「日付」の列は作成されているが、「合計の行」は残ったまま、という状態になる。

このように、途中の工程を省略したクエリに後から改変することも可能である。処理手順を間違えて指定してしまった場合や、不要な処理が見つかった場合の対処方法として覚えておくとよいだろう。
途中にステップを挿入する場合

自動処理の途中に「新しいステップ」を挿入することも可能だ。この場合は、その直前にあるステップを選択しておけばよい。

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