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梅雨になるとだるい、体調がずっとすぐれない……原因と効果的な対策は?

マイナビニュース / 2024年6月21日 16時4分

「免疫力」の低下の原因は、まず日照時間の減少による「ビタミンD」の不足が考えられています。梅雨の時期は日照時間が減少し、皮膚で作られる「ビタミンD」が減少します。「ビタミンD」は細菌を貪食するマクロファージを活性化する作用など免疫機能において重要な働きをしています。この「ビタミンD」が不足することで「免疫力」が低下します。

また適度な運動は「免疫力」を高める働きがあるといわれています。梅雨の時期は、雨で外出の機会が減ることで、運動不足になりやすくなります。そのため「免疫力」が低下します。自律神経の働きは免疫機能にも影響を与えます。
寒暖差による自律神経の乱れも「免疫力」の低下につながります。これらの原因による免疫力の低下から、いわゆる「梅雨風邪」の症状が出やすくなります。

――「免疫力」を高めるためにおすすめな食べ物や栄養素を教えてください

中路先生:「免疫力」を増強させるため、朝起きたらカーテンを開けて日光を浴びましょう。「ビタミンD」の合成が促進され「免疫力」が増強します。

梅雨の食事では、生もの・冷たいドリンクなどの摂り過ぎには、体が冷えて、かえって体調を崩す場合があるので注意してください。

「たんぱく質」の摂取は重要になります。「たんぱく質」は、肉、魚、卵、乳製品、大豆製品などに多く含まれ、筋肉量を維持し、梅雨の時期の体力低下を防ぐため大切な栄養素です。

そして、食欲不振・疲労回復の解消効果ある「ビタミンB1」を多くとりましょう。「ビタミンB1」は、大豆・玄米・豚肉・卵などに多く含まれ、「たんぱく質」の代謝を助ける働きもあり、また食欲不振を回復させる効果があります。疲労回復や自律神経正常化にも役に立ちます。

また「免疫力」を高める「ビタミンD」の豊富な魚・きのこ・チーズなどを多めにとりましょう。その他、食欲を増す梅干しやお酢などに含まれる「クエン酸」や、抗酸化作用のあるブロッコリーやキューイフルーツに多く含まれる「ビタミンC」をとることも有用です。

○■低気圧が続く梅雨はメンタルにも影響する

――梅雨の時期は鬱になりやすいって本当ですか?

中路先生:低気圧が続く梅雨の時期は、くもりや雨が続き、日照時間が短くなります。日光を浴びることで、体内では「セロトニン」という幸せホルモンが作られます。

梅雨になり、日光を浴びる量が減り、この「セロトニン」が作られにくくなると、落ち込んでしまい、鬱状態となります。

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