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梅雨になるとだるい、体調がずっとすぐれない……原因と効果的な対策は?

マイナビニュース / 2024年6月21日 16時4分

また「セロトニン」は、夜になると「メラトニン」という睡眠ホルモンに変化するため、「セロトニン」の量が減ると睡眠の質の低下もきたします。そして、低気圧になると、副交感神経が優位になり、「全身倦怠感」「気力が出ない」という症状が出てきます。
○■運動・睡眠・食事の効果的な方法

――梅雨時期の不調へ、効果的な対策や対処法はありますか?

中路先生:まず、梅雨の時期に起こる体調不良を防ぐために、「自律神経」のバランスを整えることが重要です。「自律神経」を整えるために最も効果的なのが、朝食を食べることです。朝食を食べることで、「交感神経」にスイッチが入り、「生活リズム」や「自律神経」を整えやすくなります。

エアコンを過度にきかせた部屋でずっと過ごすと、身体が冷えて自律神経のバランスが崩れる原因になります。そのため、シャワーばかりではなく、たまには38~40度程度の「ぬるめのお湯」に約20分から30分ぐらい浸かりましょう。

半身浴で下半身を中心に温めるのもいいですね。副交感神経が優位となり、体を休ませることができます。湯船に浸かって、筋肉の緊張もほぐしていきましょう。

なかなか湯船に浸ることができない人でも、素足で過ごすことなく、靴下をはいたりするなど下半身を温めるようにしてください。

――梅雨の時期に気を付けたい習慣や日常生活でできることはありますでしょうか?

中路先生:「運動習慣」を継続することは、梅雨の時期の筋肉の維持、そして心身の健康を維持するうえで重要です。日照不足により気分が落ち込みがちになる梅雨こそ、積極的に体を動かしましょう。

適度な疲労感が睡眠の質の向上に役立ち、自律神経を整えるのにも有効です。また、運動することで幸せホルモンである「セロトニン」の分泌を促すことができるため、精神衛生の維持にもつながります。

――寝苦しい夜もありますが、快適な睡眠をとるコツを教えてください

中路先生:雨の日でも可能な、自宅でできるストレッチなどの運動をしましょう。私たちが眠くなるには、深部体温を下げることが必要です。体温を下げる方法の一つとして、人は汗をかきます。汗をかき、その汗が蒸発する際に周りの熱を奪い、体から熱が放出されます。

しかし、梅雨の時期は湿度が非常に高く、そのため空気中に水分を飛ばせず、汗がなかなか乾かずに熱が放出されないため、熱が体にこもり睡眠が浅くなってしまいます。「睡眠不足」はさまざまなストレスをきたします。

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