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エンタープライズIT新潮流 第29回 自分自身のブランドを作りキャリア開発を優位に進める

マイナビニュース / 2024年6月24日 13時0分

ヘッドラインはキャッチコピーであり、それを作るためにまずは多くの候補をリストアップしておきます。その中から、後で作るリード文とステートメントに最適なヘッドラインを選択します。そこには自分の差別化が発揮できる分野が入るようにしてください。また、印象に残るインパクトが必要です。他のメールではなく、そのヘッドラインが入ったメールを読みたくなるようイメージです。

リード文は2行で、「強みのAと強みのB」、または、「強みのAとその理由B(なぜならば)」のどちらかの型で表現します。そして、ブランドステートメントとして5行で表現します。なぜ5行かというと、上記の書籍を参考にしているのですが、5行の文章を口頭で読むと約30秒を要するからです。人の記憶はこれくらいが限度だそうです。いわゆるエレベータピッチというやつです。

最後に、ビジネスにおいて宣伝ではブランドが作れないことと、セルフブランディングへの関係を述べます。ビジネスのブランドの歴史をみると、最初は近所の評判から、そしてマスメディアでの宣伝、それからインターネットでの対話によってブランドが作られてきました。

現在は情報や商品が溢れる中、ソーシャルメディアなどで勝手にブランドが作られる時代になっています。また、宣伝の効果はもともと認知があればそれなりに得られますが、認知がない企業の宣伝は簡単に無視されます。読者の皆さんも興味がない宣伝は見ないですよね?社外でのポジティブな会話を誘発することが大事なのです。

同じようにセルフブランディングにおいても、個人のブランドは自分以外のところで勝手に作られてしまいます。他人同士の会話や噂話で作られるということです。その中で私たちができることは、社内外の影響力のある人との良い関係性を作りあげていくことではないでしょうか。内にこもっていては、個人のブランドは作れないのです。

北川裕康 キタガワヒロヤス 35年以上にわたりB to BのITビジネスに関わり、マイクロソフト、シスコシステムズ、SAS Institute、Workday、Infor、IFS などのグローバル企業で、マーケティング、戦略&オペレーションなどで執行役員などを歴任。現在は、独立して経営・マーケティングのコンサルティングサービスを提供しながら、AI insideの Chief Product Officer(CPO)を担当。大学は計算機科学を専攻して、富士通とDECにおいてソフトウェア技術者の経験もあり、ITにも精通している。前データサイエンティスト協会理事。マーケティング、テクノロジー、ビジネス戦略、人材育成に興味をもち、学習して、仕事で実践。書くことが1つの趣味で、連載や寄稿多数あり。 この著者の記事一覧はこちら



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