ミキ、『M-1』以上に欲しているもの「あれが取れたら真の漫才師」 “これまで”と“これから”語る
マイナビニュース / 2024年6月23日 10時0分
亜生:達成感があるんです。これがないと逆に何するんやろうと。ここの県のお客さんはこんな反応をするんだとか、そういうのも楽しいです。
――ここ数年で劇場や全国ツアーに対する気持ちなど、何か変わったことはありますか?
昴生:やっぱりコロナ禍が大きいですね。お客さんがいないと俺らの職業は成り立たないんやなとほんまに思ったし、お客さんが来てくれることがこんなにも幸せなんやなと、あの2、3年で気づかせてもらいました。
亜生:舞台に出たらお客さんがいるのが当たり前になってしまっていましたが、お客さんが来てくれることは本当にありがたいことなんだなと感じました。
――改めて、自分たちらしさはどのように考えていますか?
亜生:お茶の間、近所の子という感じですかね。
昴生:身近な存在。「兄弟を思い出しました」とか「うちの息子を見ているみたいでした」と言われるのがうれしいですね。ちゃんと等身大、平均のお兄ちゃん、弟だからだと思います。自分でも「俺、お兄ちゃん感出てるわ」って思いますもん(笑)
亜生:「弟ってこんなんやな」っていうのが僕です(笑)
――仕事のパートナーになっても関係性は変わらず?
昴生:兄と弟という芯のところは変わらないですね。仕事のパートナーという感じでもないし、ずっと兄と弟のままだと思います。
●「今が一番いい」『M-1』を意識しすぎて苦しんだ時期も
――2019年4月に東京に進出してからテレビ出演も増えましたが、テレビの活動によって成長できたことやプラスになったなと感じていることをお聞かせください。
昴生:テレビに出て皆さんに知ってもらえるようになると、漫才で出て行ったときに最初から受け入れてもらえるんです。若手の子は自己紹介が必要ですが、僕らは自己紹介なく10分出番があったら10分丸々話ができる。それがテレビに出た最大の利点ですね。
亜生:テレビに出ている人を見に劇場に来てくれますし。
昴生:そうなんです。そこを目標にしていたところがあって。ダイアンさんがNGK(なんばグランド花月)で『M-1』の準決勝に出たときに、初っ端のボケで会場が揺れるぐらいウケて、テレビに出ていて受け入れられているからやと思ったので、そこからテレビも頑張ろうと意識するようになりました。
――『M-1グランプリ』では2017年に3位、2018年に4位と大健闘。その後、決勝から遠ざかっていますが、戦いぶりをどのように自己分析していますか?
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