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ジロ・デ・イタリアを圧勝した T・ポガチャル。駆るような走りを支えた『COLNAGO ( コルナゴ ) V4Rs Disc』

マイナビニュース / 2024年6月29日 7時30分

画像提供:マイナビニュース

「レースで勝った翌日は注文の電話がジャンジャン鳴る」。
かつてイタリア車がクラシックレースやグランツールを席巻した頃、どこの メーカーもトップカテゴリーの戦績は商売に直結していた。
言い換えれば、人気ブランドには著名な選手と大きなタイトルが必要だった。

その頂点に永らく君臨したのがコルナゴであり、2024 年も UAE チームエミレーツに機材を供給。タディ・ポガチャル選手が春先のクラシックから好調をキープし、 ジロ・デ・イタリアを完勝した。 その彼の走りを支えているのが、“V4Rs”である。
○■捲土重来を果たしたコルナゴのフラッグシップ

コルナゴには名車と呼ばれるに相応しいモデルがいくつもある。

中でもアイコニックな存在といえば“C”シリーズだろう。1987 年、創業 35 年を記念してフェラーリと共同開発した C35 に始まり、C40、C50、C59、C60、C64と続き、現在もC68が発売されている。

カーボン製ラグを使用し、カスタムオーダーにも対応したフレームはコストがかかり、ライバルの追随を許さなかった。さらに強豪チームがこぞって使用し、枚挙に暇がないほどの勝利をプロレースで収めた。独創性と美しいペイントも相まって、コルナゴを不動のトップブランドに押し上げることに成功した。

だが、部分的な強度を上げたり、剛性をシームレスに変化させるといった カーボンの素材特性を最大限に活かすため、2000 年代後半からカーボンフレームの主流は、一体成型のモノコック構造となる。コルナゴはこの流れに 一歩遅れたものの、再びフェラーリの手を借りて 2014 年にVシリーズを登場させる。

V シリーズの特長はモノコック構造にあるが、4 世代目となる V4Rs Disc (以下 V4Rs)では以下の 5 つの領域で進化させたという。

・空気抵抗の低減
・軽量化
・動的剛性
・ジオメトリー
・堅牢性と信頼性

いずれもレーシングバイクでは当然のこと。V4Rs では専用ハンドルの"CC. 01"が開発され、フレーム、フォーク、ヘッドセット、ハンドルバーの重量を 比較しトータルで 47g が軽量化されている。また、クランクの回転数を1分 間に 90 回& 時速 50km で走行した場合、V3Rs と比較して 27.7W を低減 できるという。

47g の軽量化を体感できるかといえば、できないだろう。ダウンヒルやレースで 集団走行しているときなど、稀なシチュエーションを除けば、時速 50㎞で走り続けることもない。残念ながら、この進化の恩恵を感じられるのは、トッププロだけだといっても過言ではないだろう。

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