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Yahoo!広告、広告換算費約302億円分を非課金化 - なりすまし広告への対応は

マイナビニュース / 2024年6月26日 10時8分

画像提供:マイナビニュース

LINEヤフーは6月25日、広告サービス品質向上のための審査実績をまとめた2023年度の「広告サービス品質に関する透明性レポート」を公開した。

MSカンパニー 経営企画・事業開発統括本部 トラスト&セーフティ本部長 一条裕仁氏は、同氏が所属するトラスト&セーフティ本部は、同社の広告主とユーザーにとって、安心で健全な広告サービスを提供することを約束する組織であり、「信頼されているプラットフォームとして選ばれ、売上に貢献することを目指している」と説明した。

同社は、Yahoo!広告・LINE広告において、不適切な広告の掲載を防ぐため、広告掲載の申し込み時に開設する「広告アカウント」単位での審査と、「広告素材」単位での審査を実施している。

これらの審査は各サービスの基準に基づき実施、虚偽・誇大広告や詐欺的な広告などの法令に違反する広告のほか、ユーザーに不快感・不安感を与えるような広告などの掲載も制限している。
Yahoo!広告の審査:広告アカウント

Yahoo!広告では、システムおよび人の目で、広告アカウントと広告素材の審査を行っている。2023年度は、7,819件の広告アカウントを非承認にしたという。

アカウント開設時審査による非承認の理由の内訳は、上期に対して、下期は.通常の環境で表示することができないもの、広告表現において過去に重大な違反実績があるものが増えている。

アカウント開設時審査による非承認の理由の内訳は、上期も下期も「アカウントの登録情報から不正な広告出稿の懸念」が圧倒的に多くなっている。
Yahoo!広告の審査:広告素材

一方、Yahoo!広告において、2023年度は約9,600万件の広告素材を非承認としたという。2022年度の約1億3355万件から大きく減っており、2022年度と比較して「最上級表示す・No.1表示」の掲載基準で非承認となる広告の入稿数が減少したという。

下期のディスプレイ広告の広告素材の審査による非承認の理由は、薬用化粧品(医薬部外品)、化粧品が最も多く、上期からも大きく増えている。一条氏によると、薬用化粧品の「使用体験談」の表現を用いて認められた効能効果の範囲を逸脱する広告が増加したという。

具体的には、認められた効能効果であっても、体験談で語られることで、それが「誰にでも効く」「間違いなく効く」「誰でも改善する」という保証表現になるという薬機法の解釈に基づき、非承認にしたという。

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