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大河原克行のNewsInsight 第302回 ソニーの株主総会から、エンタメ特化、テレビとスマホの将来、ホンダ協業の現状

マイナビニュース / 2024年6月27日 13時59分

画像提供:マイナビニュース

ソニーグループは、2024年6月25日、東京・高輪のグランドプリンスホテル新高輪 「国際館パミール」で、第107回定時株主総会を開催した。会場には451人の株主が参加した。

○新中計のテーマは「境界を超える」。その中身

議長を務めたソニーグループの十時裕樹社長 COO兼CFOは、業績や中期計画について説明。2023年度の売上高が過去最高を記録したこと、営業利益が3年連続で1兆円を突破したことを報告するとともに、同年度が第4次中期経営計画の最終年度となったことについても言及し。「ソニーの進化」に取り組んできた3年間だったとした。

十時社長 COO兼CFOは、「グループ構造の再編による事業間連携の促進と、事業ポートフォリオの進化に着手。成長領域であるエンタテインメント事業やイメージセンサー生産設備への積極的な投資を行ってきた」と振り返った。

また、2024年度からスタートした第5次中期経営計画のテーマに、「境界を超える~グループ全体のシナジー最大化」を掲げ、長期的な成長への取り組みを継続しつつ、変化が大きい事業環境への対応を図るために、収益基盤の強化と、投資効率や事業収益性の改善に取り組む姿勢を強調した。

さらに、セグメント別の方針についても説明。ゲーム&ネットワークサービス分野では、PS5のハードウェアの普及拡大と、より豊かなゲーム体験の提供、自社スタジオ製作ソフトウェアのタイトル充実と、PC展開による事業拡大による2軸の取り組みで、グループの利益成長を牽引するしという。

音楽分野では、新興市場への取り組み強化や音楽カタログの収益機会の拡大などにより、引き続き市場を上回る成長を目指すほか、日本のアニメやアーティストのグローバル展開を加速する。

映画分野では、ゲーム&ネットワークサービスや音楽、映画のエンタテインメント3事業間の連携の核として、グループが持つコンテンツの価値最大化を進めるとともに、アニメファンやアニメクリエイターと深くつながり、アニメ配信サービスのCrunchyrollを成長ドライバーとして、収益性を伴った成長を目指す。

エンタテインメント・テクノロジー&サービス分野においては、収益性が高く、技術による差異化が進んだカメラやヘッドフォンなどのイメージングやサウンド事業の着実な成長と、成長軸事業への展開の加速により、グループを支えるキャッシュ創出を続けていくと述べた。

イメージング&センシング・ソリューション分野では、モバイルセンサーを中心に高い事業成長率を維持しながら、とくに収益性の向上に注力し、投資効率の改善、開発・製造の再強化などに取り組むとしている。

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