1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

大河原克行のNewsInsight 第302回 ソニーの株主総会から、エンタメ特化、テレビとスマホの将来、ホンダ協業の現状

マイナビニュース / 2024年6月27日 13時59分

AIへの取り組みについては、ソニーの北野宏明副社長 CTOが回答。「ソニーグループは、クリエイターのための技術を開発し、クリエイターとともに未来を創る。AIの研究開発もその一環であり、エンタテインメント領域に特化していくことになる」とし、その一例として、AIレーサーであるGran Turismo Sophyを紹介。「人間のトップゲーマーを凌駕するAIを開発し、楽しく、リアルなゲーム体験をしてもらうことができる。ゲームの世界にAIが活用されている先進的な事例であり、このAIは、Gran Turismo 7にも正式に搭載している。また、エキサイティングなゲームを開発するための新たなツールになると考えている。クリエイターが創造性を発揮するためのAI開発が重要であり、今後は、ソニーグループの多岐に渡る事業や組織で、AIの研究開発を進めていきたい」と述べた。

一部報道にある米パラマウント・グローバルの買収については、「特定の会社のM&Aについてコメントするのは難しい」と前置きしながら、「クリエイティブにシフトしているソニーグループとしては、優れたIPを保有しているだけでなく、良い作品を生み出せる人や技術に注目している。規模が大きなM&Aをするよりは、目的にかなった良質な資産があれば追求していきたい」(十時社長 COO兼CFO)と語った。

株主からの「さすがソニーを思える製品が少なくなっている。世界に誇れるような製品を作って欲しい」との要望に対しては、十時社長 COO兼CFOが回答。「ソニーグループは、テクノロジーとエンタテインメントの会社として、感動を届けることに注力している。そうした製品を出したい。aiboは多くのお客様に使っていただいているが、低価格で購入するようにするのは難しく、高額になりがちである。将来はより多くの人に楽しんでもらえる環境づくりと商品開発を進めたい」と語った。

会場入口では、株主総会の看板を前に、自ら持ってきたaiboと記念撮影をする株主の姿も見られていた。
(大河原克行)



この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください