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AppleやMetaも取り入れた、馬との触れ合いでリーダーシップ感覚をはぐくむ「ナチュラル・リーダーシップ」とは?

マイナビニュース / 2024年7月21日 11時0分

画像提供:マイナビニュース

自然に学び、しなやかで柔軟な感覚に基づく「ナチュラル・リーダーシップ」という考え方が現在注目されています。

感覚ベースでリーダーシップを習得することで、「リーダーとしてこうあらねばならない」という従来の理論にがんじがらめになってしまう人の悩みが、解決されるかもしれません。

今回はスタンフォード大学で牧場研修に衝撃を受け、北海道で牧場を運営しながら「ナチュラル・リーダーシップ」を提唱している、小日向素子さんの著書『ナチュラル・リーダーシップの教科書』(あさ出版)の内容を一部ご紹介します。

○■スタンフォード大学で到達した理論より大切な「感覚」

仕事柄、日々、多くの経営者、役員、管理職等、リーダーを務める方々のお話をよく伺います。そうした方々の多くが、リーダーとしてどうあるべきか、迷い、悩んでいます。
かつての私もそうでした。

私は以前、企業でリーダー職に就いており、30代半ばでジャパンリージョンのマーケティング部部長に就任しました。長い歴史を持つ同社で女性がこのポジションに就くのは初めてのことでした。

巨大な組織ではどうしても、論理的な思考ばかりが追い求められて、感覚的な要素は排除されがちです。私は業務に励み、求められる結果を出しながらも、次第に窮屈さを感じるようになりました。思うように部下を育てられず、リーダーとしてどうしたらよいのか、わからなくなってしまったのです。

そんな矢先、勤めていた会社が買収され、私は職場を去ることになりました。私はこれをよきチャンスと捉え、会社員時代に不完全燃焼だった自分のリーダーシップを極めるための旅に出ることにしました。

「牧場研修(ホースローグ。旧ホースコーチング)」に出会ったのは、この旅の途中でした。

「これはすごい! 私が求めていたものだ!」

私はそのように確信しました。なぜ「すごい」と感じたのか、言語化できませんが、様々なリーダーシップを学んできた中で、ここまで心をつかまれたのは初めてでした。

自然からリーダーシップやビジネススキルを学ぶという牧場研修の考え方は、欧米では1990年代から活発に取り入れられ、「Equine Assisted Learning(EAL)」の名称で確立されています。

「Equine」はラテン語で馬を意味します。

アップル、フェイスブック(現メタ)、など、名だたるグローバル企業でも、研修として取り入れた実績があります。

「確固たる裏付けがあるからこそ、こうした名だたる企業は予算を割き、研修を導入しているはず」

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