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世界のエリートから必要とされる「牧場研修」の効用とその中身

マイナビニュース / 2024年7月28日 11時0分

「いかに自分の聴覚が鈍っているか」
「人と違うか」
「どのような癖があるか」

といったことを認識できます。それと同時に、日々の生活の中で、実にたくさんの感覚を切り捨てていることにも気づくでしょう。

複数人で同時にワークを行っても、10種類以上の音が聞こえる人もいれば、数種類しか聞こえない人もいます。また、同じ音であっても人によって聞こえ方や印象が変わることもあります。一見すると同じ場所でも、立ち位置が少し違うだけで、聞こえる音が変わることもわかるでしょう。

「聞く」という行為は、周囲の音が自然と耳に入ってくるため、受動的です。受動的ですから、他の人と自分の「聞こえ方」はだいたい同じはずなのですが、「音いくつ」のワークを行うと、音を受け取った時に、他者と大きく違いが出る、また、聞こえた音にバイアスをかけて解釈している、ということに気がつきます。

このことは、職場での自分の「聞く」行為の在りように、示唆を与えてくれます。

リーダーは、相手の言っていること、あるいは、発している音を、よく聞き、理解する必要があります。

その際、自分がどれだけ多く聞くことができているか、いかにバイアスをかけずに受け取れているかが問われます。「音いくつ」のワークで得た気づきはそのまま、現場での“聞き方”に応用することができるというわけです。

このワークでもわかるように、人間はどうしても、バイアスにとらわれたものの見方や考え方をしてしまいます。

本来、人は自分の感覚で、ありのままの自分や他者、周囲の環境を捉える力を持っているのですが、その感覚に自分で蓋をしてしまっているため、活用できていないのです。

世界のビジネスエリートは、この弊害に気づき始めています。人間本来、自分本来の能力を取り戻すために、今こそ、自然界の力を借りて、学び直す必要があるのです。

***

リーダーは日々様々な人たちの声を聞き、事象に対面し、知らず知らずのうちに、また何かしらのバイアスにとらわれてしまったり、感覚が鈍くなってしまったりすることもあります。

自分の感覚に敏感でありましょう。

○小日向素子

株式会社COAS Founder,Owner。東京都生まれ。国際基督教大学卒業。NTT(日本電信電話株式会社)入社後、外資系企業に転じ、マーケティング、新規事業開発、海外進出等を担当。2006年、グローバル企業の日本支社マーケティング部責任者に、女性として世界初、かつ最年少で就任。2009年独立。新たな学び・成長プログラムの開発を始動し、馬と出会う。2016年株式会社COAS設立。欧米各国の馬から学ぶ研修を巡り、米国EAGALA認定ファシリテーター取得。同時に、組織開発、リーダーシップ、コーチングを学び、スイスIMD Strategies for Leadership修了、キャリアコンサルタント試験合格、ICF認定コーチングコースアドバンスト受講。2017年、札幌に牧場を持ち、馬から学ぶリーダーシップ研修を導入。株式会社資生堂をはじめ様々な業種の企業研修として活用されるほか、エグゼクティブ、リーダー、起業家等、延べ2000名を超える受講者を輩出している。本書が初の著書。

○『ナチュラル・リーダーの教科書』(小日向素子 著/あさ出版 刊)

ありのままの自分で、自然や他者の一部であるという感覚に基づいて発揮する本来のリーダーシップ=「ナチュラル・リーダーシップ」。欧米で高い支持を集め、AppleやFacebook(現Meta)、資生堂などの有名企業がリーダー研修として取り入れている人材育成法「牧場研修(ホースコーチング)」では、馬や自然との関わりを通し、このナチュラル・リーダーシップを学ぶことができます。本書は、ナチュラル・リーダーシップを身につけられる、日本で初めての書籍。しなやかで柔軟な「感覚」を磨く9個のワーク付きです。
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