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ど素人親父が始めた毎日の弁当作りと、初めてのMy弁当箱。shasta『ステンレスランチボックス』

マイナビニュース / 2024年7月7日 7時30分

ところで間もなく55歳となる僕が、この歳になってどうして急に自分専用の弁当箱を求めるようになったのかだが、端的に言うと、この春から妻と別居しているからだ。
丁寧に説明すると少々長くなるが、良ければお付き合いください。

別居といっても夫婦間のいざこざがあったわけではなく、妻が転職に伴って地方に移り住むことになったためなのだが、我が家にとっては一大変化だった。
この別居に伴い、僕は高校生の娘との二人暮らしとなり、日常の家事のほぼすべてをやらなければならなくなった。

共働き夫婦と娘一人という家族構成の我が家では、これまでも家事は分担していたので、掃除洗濯買い物をはじめとする諸々の家事についての不安はなかった。
だが料理に関しては、これまでほぼ妻に任せきりにしていた。
自分には食に対する知識やセンスがなく、昔から苦手意識があったためだ。

しかし、妻との別居でそうも言っていられなくなり、超初心者の僕はネット上に転がる各種レシピなどを参考にしながら、娘と自分のための食事を日々作るようになった。
しかも春から通い始めた娘の高校は、弁当を持参させなければならない学校。
そのため毎朝6時前には起床し、せっせと娘の弁当を作るという生活になった。

最初は自分にそんなことできるのかという不安があったが、いざ始めてみると、弁当作りはなかなか楽しい仕事だった。
弁当箱という限られたスペースの中に、栄養や味、彩りなどのバランスを考えつつ色々なものを詰め込んでいく作業は新鮮で、なんだかパズルや模型に取り組むような気分だったのだ。

妻や弁当作りの先達からのアドバイスに従い、冷凍食品や出来合いのお惣菜を駆使していることもあって、しっかり計画さえすれば、弁当作りがそれほど大変ではないということもすぐに理解できた。

口の減らないJKの評価は恐ろしいが、我が娘がど素人親父の弁当を「おいしい」と誉めてくれたことも、やる気を増幅させた。
一から作ったものは少ないのが少々後ろめたく、「冷凍食品やスーパーで売ってるお惣菜ばっかだよ」と断ると、「じゃあセレクトのセンスがいいんだ!」と重ねて誉めてくれる。
どうやら父のやる気を損なわないよう、誉めて伸ばす方針をとっているようである。
まだまだ子どもだと思っていたが、娘も成長しているようだ。

○■余ったおかずを無駄にしないためには、自分用の弁当も作るのがいいと気づく

そんなこんなで調子良く毎日の娘のお弁当作りを始めて1ヶ月ほどが経過した頃、あることに気づいた。
一人の弁当に入れるだけでは、用意したおかずが余りがちになるのだ。
弁当のメインのおかずは、1.その朝作ったもの(卵系料理や軽い揚げ物など)、2.前日のスーパーのお惣菜コーナーで買ったもの、3.冷凍食品、4.昨夜の晩ご飯の残り物、この4つを飽きないよう順繰りに入れているが、娘用の小さな弁当箱に入れるだけでは、大体余ってしまう。

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