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星野リゾート代表が語る、ビジョンの重要性と組織づくりの秘訣とは?

マイナビニュース / 2024年7月10日 8時0分

画像提供:マイナビニュース

星野リゾートの組織文化を「作品」として世に残したい。組織文化が将来的な競争力を維持していく。

本の要約サービス・フライヤーが展開する「Dig Talk」は、本をひとつのきっかけとして、その人の人生の奥底を「深掘る(ディグる)」動画コンテンツです。

今回は、軽井沢に始まった星野温泉旅館を日本を代表する総合リゾート運営企業である「星野リゾート」へと成長させた星野佳路さんが登場。その経営の背景にある思想や学びに、星野さんも着目する『ビジョナリー・カンパニーZERO』を翻訳した土方奈美さんが迫った番組のハイライトを紹介します。

30代前半で家業を継いでから破竹の勢いでビジネス規模を拡大し続けている星野佳路さんは、旅行関連業界が軒並み低迷したコロナ禍でも運営施設数を伸ばし、世界的にもその経営手腕が注目されています。そんな星野さんが経営において大事にしていることとは? 前後編動画の見どころを4つ、紹介します!
■ビジョンなきところに成長なし

星野さんはとにかく「ビジョンを将来像として持つこと」の重要性を語ります。

ビジョンが無いと、ビジネスはリスクとリターンの関係だけになる。それは投資家の目線であって、そのスタンスをとる経営者は競合他社と何ら変わらないことしかできなくなってしまいます。

将来像が決まっていれば、リスクの高低にかかわらず、通らざるを得ない道筋、チャレンジすべきタイミングが見えてくる。星野さんが「経営の教科書」のひとつとして大事にしている「ビジョナリー・カンパニー」シリーズを著したジム・コリンズは、これを「大胆な戦略に出る瞬間」と表現しています。

星野さん自身も「身の丈に合っていない戦略に出たこと」を何度か経験しているそうです。ビジョンがあったからこそ、会社の社運をかけていかざるを得ない、という確信をもてた。それがなければ、いまの星野リゾートはないとまで述べるのです。

星野リゾートのいまの姿は、ビジョンを持つか持たないかで成長率が変わるという「ビジョナリー・カンパニー」の研究に対する証拠ともいえるでしょう。
■一見すると矛盾する感覚でも

『星野リゾートの教科書』でも「ビジョナリー・カンパニー」シリーズが紹介されていますが、「教科書同士で主張がバッティングするもの」もあるはず、と土方奈美さんは問いかけます。たとえば、「近代マーケティングの父」と言われているコトラーは、経営に必要なものとしてドラッカーはマーケティングとイノベーションを挙げていると主張していますが、ジム・コリンズは「イノベーションは一番乗りじゃなくていい」と述べているのです。

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