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ネットトラブルに巻き込まれないためには何をするべき? - J:COMが小学校で行う情報リテラシー授業に潜入!

マイナビニュース / 2024年7月5日 21時16分

「課金」の問題では、小学生がオンラインゲームに150万円以上を課金していた事例が紹介されました。この小学生は、親に課金のことを知られないよう、決済完了メールを削除していたとのこと。課金については「高額になってから気づくパターンが多い」のだそうで、子ども同士のネットワークから課金する方法が広まっていくと説明します。石原さんは「子どもがクレジットカードの番号を覚えて勝手に入れてしまうこともあるので、クレジットカードの管理は大切です」と言い、さらにお下がりスマホでは決済情報が残っていることがあるので必ず削除するよう念を押していました。

そして、こういったネットトラブルへの対策として、アメリカの法学者ローレンス・レッシグが提唱している「行為の4つの制約原理」をベースに考えることを提案しています。その4つの制約原理とは、「法」「社会規範」「市場(報酬・罰)」「物理環境」です。

これをネット利用に当てはめると、「法」は家庭でのルール作りと見直し、「社会規範」はネットリテラシーを育てること、「市場」はルールを守るインセンティブやペナルティを与えること、「物理環境」は保管場所/フィルタリング/スクリーンタイムを設定することにあたります。

「これだけやっていれば大丈夫ということはなく、組み合わせることが大切です。子どもにも自分の頭で考えてもらうようにすると、何が危険かわかります。また、保護者のスマホの使い方もしっかり見られているので、週末は一緒にスマホを手放すなどの取り組みも効果的です」と、親子の話し合いの重要性を呼びかけ、保護者向けの講演を締めくくりました。

○子供たちにはコミュニケーション/写真/SNSについて講義

続いて、子供たち向けの講演となります。保護者も引き続き会場に残り、子供たちとともに話を聞きます。

はじめに、石原さんは「スマートフォン、タブレット、オンラインゲーム機器のようなインターネットに繋げる機器は、人間がボタンを押したり、音声で指示したりしないと動きません。ということは、私たちが悪い使い方をすると悪いことが起きてしまいます。ネットについて、どんなことに気を付けたらいいのかを知っておかなければいけません」と切り出します。

そして、ネットを使うにあたっての注意点を解説していきます。最初に取り上げたのは、LINEやメールなどのメッセージです。

石原さんは、LINEグループを模したメッセージアプリ上の会話を見せました。そのLINEグループでは、ある男子のスニーカーがかっこいいという話題の中で、「かなり良くない/って思ってた」というメッセージが付いています。このメッセージはどのように捉えたらいいでしょうか――と子ども達に問いかけると、肯定されたと受け取った人、否定されたと受け取った人、双方に意見が分かれました。

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