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杉野遥亮、憧れ追いかけ「自分をちゃんと生きてなかった」日々から“本業”追求できる俳優へ

マイナビニュース / 2024年7月7日 12時0分

――「自分は自分でいいんだ」と思えるようになったきっかけは。

俳優が求められているのは、お芝居をすることだと思います。視聴者の方が観たいのもあくまでドラマであって、俳優同士が現場で仲良くしていようが、真面目に取り組んでいようが関係ないと思うんです。そういうことは、正直、気にしすぎなくていいんじゃないかなと。現場で必要以上に気を使ったり、使われたりすることが「作品を作るために必要なことなのかな」と感じるようになったんです。最近は俳優として、全力でお芝居に向き合うことにエネルギーを注ごうと考えるようになりました。

――俳優としての本業に、より集中することを意識しているんですね。

そんな現場が増えればいいなと思っています。今はSNSが発達した時代なので、「楽しい自分を見せていかなきゃいけない」と考えさせられることもあると思うんです。もちろん、僕も作品を観ていただくためにはどんなこともするけど、自分を良く見せたいというだけの理由で、必要以上に着飾るのはもうやめようと思っています。この考えでいいのか、怖いと思う気持ちもあるので、葛藤しながらではあるのですが。

○向井康二を見て思い出した松本潤の言葉

――今作は医療ドラマとして緊張感あふれるシーンがメインとなっていく一方で、焼き鳥屋「しんちゃん」で幼なじみたちと集まるシーンは、視聴者の皆さんにとってもほっとする場面になりそうです。杉野さんにとって、このシーンの印象はいかがですか。

昔は学園ドラマにたくさん出演させていただいた時期がありましたが、今は年齢が近い方々と一堂に会する機会がなかなかないので、新鮮だなと感じるシーンです。特に向井(康二)くん演じる真吾は医師ではない、焼き鳥屋の店主なので、作品に違う風を取り込んでくれるんじゃないかなと。向井くんと一緒にインタビューを受けていると、一生懸命取り組みたいという気持ちが伝わってきてうれしかったです。「一生懸命やりたい」という姿勢を見ると励みになるし、自分も頑張ろうと思えるじゃないですか。『どうする家康』の現場では、松本さんも「一生懸命な人を見るとテンションが上がるんだよね」と話していて、その気持ちがすごく分かるなと改めて思いました。

――では最後に、視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

とにかく、観ていただくしかないという気持ちです。ドラマや映画は、観た方がどこに共感を覚えて良かったと思うかどうかは、それぞれ違うと思うんです。だからどう受け取られるかは皆さん次第だな、と。個人的には、医療シーン、山岳シーンとてんこもりでいろいろなことに挑戦していて、長野で撮影した映像も美しいので、早く完成した作品を観ていただきたいです。どんなドラマが出来上がっていくのか、僕自身も楽しみにしています。

■杉野遥亮
1995年9月18日生まれ、千葉出身。2017年に俳優デビュー。テレビ東京『僕の姉ちゃん』(22)、日本テレビ『恋です! ~ヤンキー君と白杖ガール~』(21)、TBS『妻、小学生になる。』(22)、TBS『ユニコーンに乗って』(22)などに出演。2023年はフジテレビ『ばらかもん』でGP帯初主演を務めたほか、NHK大河ドラマ『どうする家康』にも出演した。カンテレ・フジテレビ系『マウンテンドクター』が7月8日スタート、WOWOW『磯部磯兵衛物語〜浮世はつらいよ〜』が7月12日スタート、映画『風の奏の君へ』が、現在公開中。

メイク…竹内研登、長縄希穂、スタイリスト…森勇馬
(八木ひろか)



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