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三谷幸喜監督、韓国で63歳誕生日祝われ「サランヘヨ~!」ファン350人と対面

マイナビニュース / 2024年7月8日 8時0分

マスタークラス前、富川(プチョン)は初めて訪れたという三谷監督は「以前、自分の舞台を韓国で上演していただいた際に、すごくお客さんが喜んでくれ、日本と同じくらい笑ってくれていたので、映画も同じくらい喜んでくれるといいなと思っています」と語っていたが、上映中には各シーンで笑いが起こり、終了時には盛大な拍手が巻き起こった。

上映後、三谷監督が登壇。「アンニョンハセヨ! ミタニコウキ イムミダ……(意味:こんにちは。三谷幸喜です。みなさん、私の韓国語がわかりますか? ごめんなさい。私は私の韓国語が分かりません)」と韓国語で挨拶すると、会場からは笑いと大きな拍手が起きました。「この挨拶は、ベルリン・ロシア・ニューヨークでも挨拶しましたが、ここの場が1番ウケました」と答え、さらに、上映前に監督が「韓国でも公開していただけると嬉しいので、韓国のお客さんの反応も楽しみです」と語っていた新作『スオミの話をしよう』の特報映像も上映。「今までで1番、長澤さんが魅力的な映画ができました!」と自信を覗かせ、一足早く鑑賞した韓国人MCからも“三谷幸喜の集大成的な映画だと思いました!”と絶賛の声。MCの“楽しみですよね!?”の客席に質問を投げると、観客からは大きな拍手で“観たい”と応え、三谷監督も「韓国でも是非上映してほしいです」と応えました。

ティーチインでは、ドラマ『王様のレストラン』でファンになったという女性から「作品を作るインスピレーションやアイデアはどういったところから湧きますか?」という質問には、「僕は俳優さんが大好きです。俳優さんからインスピレーションをもらうことが多いですし、モチベーションに繋がります」と答えました。監督がコメディシーンで一番こだわるポイントを聞かれると「人間は基本嘘をつく生き物だと思います。例えば、こうやって、映画のまじめな話をしている時、おなかすいたなと思っていたら、それは嘘じゃないですか。僕は、おなかがすいてることを絶対に皆さんに悟られないよう気を付けています……(会場笑) 考えていることとしゃべってることが全然違うのが、人間だと思いますし、コメディの基本だと思ってます。自分の思ってることを全員が素直に言葉にすると、僕はそこに笑いは生まれないと思っています」と語ると会場からは拍手が起こりました。

さらにイベントの終盤には、明日、三谷監督が63歳の誕生日を迎えるということで、ケーキと観客からバースデーソングのプレゼントが! 三谷監督は「サランヘヨ~!」と感謝を述べつつ、「こんな風に誕生日をお祝いしてもらったのは初めてです。真剣に話も聞いていただき、皆さんの熱意が伝わりました。感激です! この想いを一つの言葉に集約するならば、この言葉になると思います……“ペコパ~!(意味:おなかすいた~!)”(会場笑)」と先程の質問の回答にかけ、最後まで場内を沸かせました。ファンの要望に応える形で急遽実施されたマスタークラス後のサイン会には70人以上の長蛇の列ができ、最後までファンとの交流を楽しみました。
○三谷幸喜監督 コメント

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