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電通デジタルが推進する"アライプロジェクト"の独自な取組みとは? - すべての社員が「この会社で働いてよかった」と思える職場を目指して

マイナビニュース / 2024年8月6日 9時0分

その結果、小林がLGBTQ+分野のスポンサー役員(DEIテーマで、自らの言葉での情報発信や各テーマのプロジェクトを推進していく役員)に就任し、そこに東京レインボープライドに参加していたメンバーたち5~6人が集まって「DD ALLY for all」がスタートしました。昨年末くらいのことですね。すぐにクリエイティブチームも合流し、今は10数名のメンバーで活動しています。
▼LGBTQ+への理解を促進するクリエイティブ

ーー先ほど少しお話しに出た「アライ認定制度」とはどのような制度なんですか?

電通デジタルでは、次の5項目に同意してくれた社員をアライ認定していて、賛同者は日々増えています。

【1】人の数だけ性があると理解すること
【2】性を決めつけない会話に努めること
【3】性のマイノリティにまつわる問題は社会的な人権課題だと理解すること
【4】本人の同意なく公にしていない性的指向を暴露しないこと
【5】電通デジタルのパーパスである「人の心を動かし、価値を創造し、世界のあり方を変える」ためにアライとして活動すること

この5箇条に同意してくれた社員をアライ認定していて、賛同者は日々増えています。認定は社内コミュニケーションツールに投稿しているフォームを通して受けられる仕組みで、クリエイティブチームが作った漫画とセットで「ぜひ認定を受けてくださいね!」とアウトプットしています。

ーー漫画はどのようなテイストになっているんですか?

セリフベースで作ったシナリオをクリエイティブチームのメンバーが四コマ漫画にしていて、主に職場や居酒屋などといった日常のワンシーンを舞台に、LGBTQ+への理解が深まるようなメッセージを発信しています。文字ではなく、漫画というスタイルを取ったことで、みんなの想像力も掻き立てやすくなっているのではないかと思っています。

ーー確かに、漫画になっていると自然と読みたくなるかもしれませんね。

あとは壁紙ですね。アライ認定を受けたみなさんに、web会議の背景に使える壁紙を配っているんです。一般的なレインボーカラーをベースにクリエイティブチームがレインボーを各自で再解釈して、オリジナルの壁紙を作りました。これを使用することで、「わたしはアライです」とさりげないアピールに使ってもらえたら嬉しく思います。

ーーロゴもクリエイティブチームが作成したんですか?

はい。ただ、ロゴを作る前に、まずはそもそもの活動目的を言語化して、共通認識を持とうというところから始めました。電通デジタルにはもともと「現状を直視して、互いを認め合うこと。互いの立場を想像し、想いを寄せられること……」といったDEIのステートメントがあり、我々の活動はそのステートメントの一部なので、常に連携を意識することが重要だと考えています。

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