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電通デジタルが「バリスタのいる本格カフェ」を社内に作った理由 - 単にコーヒーを飲むだけの場所ではない、そこで起きる化学反応とは?

マイナビニュース / 2024年7月12日 9時0分

ーー難しいところですが、それが普通といえば普通のような気もしますね……。他にはどんな理由があったんですか?

電通デジタルにはコーヒーサークルがあって、月1で無料のコーヒーを振る舞うイベントを実施しているんです。ハンドドリップのコーヒーを淹れるのって、1杯につき3分くらいかかるのですが、コミュニケーションの苦手な人にはその待ち時間が長く感じるらしいんです。だけど逆に、話しかける役割を業務としてバリスタが担えば、その時間で社員同士を繋ぎ、コミュニケーションを活性化できるんじゃないかと考えました。

ーー逆転の発想ですね。

また、それまではコーヒーを注いだあと、みんなすぐ自席に帰っていたのですが、カフェを作れば"空間"も提供できることになるので、その場でコミュニケーションが取りやすくなるんじゃないかと思いました。ある意味、会社公認の休憩所みたいなものですから、みんなが自然とその場に留まることで、何かコミュニケーションにいい影響が生まれればいいな、と。これはあくまで願望ですけどね。

ーー「社内にカフェを作る」というのはなかなか大胆な発想ですが、周りのリアクションはいかがだったのでしょう?

「すごくいいじゃん」というリアクションがあった一方で、実際に経営陣から予算をもらおうという段階では、「本当にコミュニケーションが生まれるのか」「バリスタが社員を繋ぐという意味がわからない」といったご指摘もいただきました。

ーーそれをどのように説得されたんですか?

現在ハチカフェは、オフィスカフェ導入支援サービスを展開する企業「Garden」サポートのもと運営しているのですが、経営陣にはGardenが手がけた他社の導入事例を紹介したり、実際に私たちがGardenのサービスを導入している企業へ取材に出向き、その様子を短い動画にして観てもらったりしました。その結果、試しにやってみようとなったんです。

▼「ハチカフェ」導入から2週間で得た成果と今後の目標

ーーハチカフェではどんなメニューを提供しているのでしょう?

コーヒー、ラテ系、紅茶、ジュース……いろいろあります。クッキーやケーキのようなフードもありますし、今後は月替りでシーズナルドリンクなども提供していく予定です。価格帯は表立って公表していないのですが、一部を会社が負担する形で、社員にとってお財布が痛くない程度の買い求めやすい価格に設定しています(笑)。

ーーカップのデザインも可愛いですね。

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